本日我々夫妻は、妻の発案により、存続か廃港かで揺れる「札幌丘珠空港」へと向かった。私はのべ30年ほど札幌に住んでいるが、この空港の中に潜入するのは、今回が初めてだった。
丘珠空港は、札幌市内の北東部に位置する。かつて「花と緑の博覧会」が開催された「百合が原公園」は、ココから徒歩圏内だ。
本日ココに来た理由は、「増毛直送の産直市」と「ロビーコンサート」目当てである。
12時45分、空港到着。それらの会場は、2階ロビー。
まずは期待の産直市会場に直行。だがしかし・・・
なんとすでに、ほとんど品切れ状態・・・大いにアテが外れ、私は悔し涙にくれた。
ロビーコンサート開始までには、まだ間がある。そこで、空港内を散策することに。
1階チケットカウンター。この日の出発便は、ごらんのとおり。
現在では、実質北海道エアシステムの航空機のみが、この空港の定期便なのだ。
ANAは、本年7月1日をもって撤退してしまった。CMでは「鍛えた翼は強い」と国際線の拡大を宣伝している同社だが、その一方で廃止となる地方線が存在することも、これまたひとつの事実なのだ。
3階は送迎デッキ≒展望台となっている。
札幌市東区唯一の山となる「モエレ山」を望むことができる。上の写真の真ん中へんにある、ポコッとした隆起が、それなのだ。
そしてなんと、ここでは結婚式を挙げることもできるらしい。
「幸せの鐘」の設置は意外にも新しく、今年の6月設置。私は勢い余って6回鳴らしてしまったが、さて、どうなるだろう・・・
2階に戻り、「おかだま食堂」のメニューを確認。
かけそば400円など、その価格は大いにリーズナブル!
豚丼600円にも、大いにそそられる。一度喰ってみたいものだ。
13時25分。ふたたび、2階のロビーコンサート会場へ。ここでは料金を支払えば、自分のピアノ発表会を開催することもOKなようだ。
まずは山口千那さんの「篠笛とピアノで奏でる日本のメロディ」を堪能。
この山口千那という方が、実はなかなか美しい方で、いってみれば若き日の故・大原麗子さんのような雰囲気を醸し出していた。そしてその笛による演奏は、日本の楽曲の旋律の美しさを、あらためて再認識させてくれた。
それに続き、妻お目当ての、札幌大谷大学音楽学部によるピアノコンサート。
現役の大学生である、樋口クンと中島クンの演奏だ。
私の意見では、ジャニーズ系イケメンの樋口クンの演奏の方が、シャープでメリハリがあって素晴らしいように思えた。だが、妻の意見は正反対で、中島クンの演奏の方が、数段上だと言う。それに加え、「中島クン、将来有名になるかもしれないから、今のうちに握手しておけばよかったワ!」などとおっしゃられていた。いやはや・・・
ロビーコンサート終了後、空港内の売店を確認。「花畑牧場 天使のポテト」は、大いに魅力的。
ロイズのお菓子の数々も、大々的にディスプレイされている。
そして、各種北海道的テイストキャラメルの数々。「ジンギスカンキャラメル」って、まだ、売ってたのね・・・
いやいや、なかなか充実したひとときであった。ここから飛行機で飛べば、函館まで40分・釧路まで45分で行ける。札幌~函館・釧路間が、余裕で日帰り圏内となる。ううむ、一度活用するのも一興かも・・・