その日私とニータ氏が向かった先は、北13条西4丁目上海会館1階だった。
目に飛び込んだのは、「愛と平和とRock'n Roll」のキャッチフレーズ。
「ジャパニーズレストラン 晴ル風ヤ」が、そこに君臨しているのである。
惜しまれつつ閉店してしまった麻生の「居酒屋千太郎」が、北13条で心機一転リニューアルオープンしたのだ。
オレンジ色の長~いエントランス。一見の人が入るには、勇気と決心が要るかもしれない。
だが、心配ご無用だ。
その奥にあるお店は、旨いモノいっぱいの、ジャパニーズレストラン・・・というか、すんばらしい居酒屋なのだから。
愛と平和とRock'n Rollを感じさせる、その店内の装飾品の数々。
この日も暑かったので、私はひたすら生ビールをいただいた。
まずは、肉料理から。「望来豚 角煮」がファーストオーダー。
その柔らかさと、脂身自体の持つ、とろけるような甘み!
そしてセカンドオーダーは、「えびパン」
エビとパンがこんなに相性がイイなんて、これを食すまで私は知らなかった。
ロッテリアの「エビバーガー」も、一度は食してみるべきなのだろうか・・・
続いては「塩うに」。
磯のかほりに包まれた、つるんと甘いウニ!もう、たまりませんな。
さらに麺好きの私は、「上海炒麺」を。
そこはかとなくガーリックの効いた、イカ・ホタテたっぷりの海鮮焼そばに、舌鼓。
「完熟トマトがりマヨ」は、まさにヘルシーおつまみ。
マヨネーズに埋め込まれた「がり(生姜の甘酢漬け)」と、皮むきトマトの奏でるシンフォニー!
マヨネーズと「がり」との相性がこんなにイイなんて、知らなかった・・・
仕上げは「かつを酒盗&クリームチーズ」+「いぶりがっこ&クリームチーズ」。
いやあ、イイ意味で、千太郎時代とほとんど変わっていないじゃありませんか!
このようなナイスなお店が札幌市内に存在し、そこで豊潤なひとときを過ごすことが出来る幸せ。
ニータ氏との「愛と平和論」も白熱し、素晴らしい宴であった。
トイレの壁一面に貼られたシングルレコードのジャケットが、また、イイ。
長渕剛の「春待気流」なんて、絶妙なマイナーさに溢れて、泣かせるじゃありませんか!
ちなみに私は、「夏の恋人」のB面の「クレイジー・ボーイ」が大好きです。