中文連から帰宅した私を待ち受けていたミッション。それは、その日の夕食を作ることであった。
「ハウス バーモントカレー中辛」。
おおむね箱の裏に書いてあるレシピ通りに作ったのだが、冷蔵庫に「ボケたリンゴ」が1個あったので、半分をすりおろし、半分をぶつ切りにして、水を入れるタイミングの時に投入した。
それはすなわち、男の料理の一工夫。「これでまろやかさが増すに違いない!」と私はほくそ笑んだ。
そうして出来上がったカレーは・・・リンゴの甘さが前面に立った、あま~いカレーになってしまった。
長女からは、「なにこれ!全然リンゴが隠れてないよ!隠し味なんだから、もっと控え目にしないと駄目でしょ!」とお叱りの言葉をいただいてしまった。ううっ。
やはり、バーモントカレーは、余計な手を加えずに、箱の裏のレシピに忠実に作るのが、王道なようである。
焼きそばで満腹した後、歩くこと約30分。私はこの日の最大の目的地である「札幌市教育文化会館」に到着した。
「中文連 演劇発表会」の劇中に、次女が出演するのを観るためである。
私は正直、その演劇を観る前までは、「小学校の学習発表会に毛が生えた程度のものなのだろう」とタカをくくっていた。
だがしかし、その演劇は、ストーリー・演技力・照明・音響・・・どれを取っても、私の想像をはるかに上回る、素晴らしい出来のものであった。明らかに学習発表会とは、レベルが違う。
不覚にも、感動させられてしまった。中学生のお子さんを持つ方は、もし機会が許すならば、こういうものを観ておくべきだと思う。いやいや、大したもんだった。
ワンコインラーメンを愉しんだ後。
私は札幌駅から地下道を通り、娘が演劇発表をする会場である「札幌市教育文化会館」へと、徒歩で向かっていた。
そして12時9分。私の目前にこのような看板が飛び込んできてしまった・・・!
学生時代。そう、昭和の終わり頃からお世話になってきた「やきそば屋」。
かつては数店舗を有していたこのお店だが、今ではこの「大通り店」が最後の砦である。
ラーメン喰ったばっかりでほぼ満腹状態だったのだが、「今これを喰わなければ、ひょっとしたら、もう二度と喰えなくなるかも・・・」との衝動が、私を突き動かしたのだ。
12時11分。そそくさと食券を購入。「並」(290円)+「たまご+ウインナー」(120円)をチョイス。
そして12時13分。たったの2分で、それは供された。
自分でお好みのソースをチョイスして、自由に味付けできるのが、このお店の愉しいところ。私は自分にとっての王道である「キムチソース+マヨネーズ」でいただいた。
いやあ、このジャンキーな味わいがたまらない。気分は学生時代にタイムスリップ。それはすなわち郷愁の味わいだ。
「やきそば屋」の灯を消してはいけない。また、近くを通りかかった時は、必ず立ち寄ることにしよう。
ひと仕事終えた後、パート勤務に出ている妻と札幌駅前で落ち合う。
この日の妻の昼休みは11時から12時だったのだ。
11時7分。妻オススメの「陳さんの盛興飯店」に到着。
蛇足ながら、このお店のオーナーシェフは、いわゆるアイアンシェフの「陳建一」氏ではない。念のため。
なんといっても、ワンコインで食べられる「ランチメニュー」がお徳なのだ。
その中から夫婦でチョイスしたのが「辛口味噌ラーメン」(500円)である。
11時17分、それは供された。真赤に燃えたスープが、いかにも辛そう!
私はこれを見た瞬間、「今日は完食できるかどうか微妙だなァ・・・」と、やや怯んだ。
そのスープは、東南アジア系香辛料の酸味の利いた、しっかりした辛さのモノ。
だが、辛さが意外に尾を引かず、味噌スープのまろやかさと合体し、むしろ爽やかだ。
見た目とは違って、グイグイ飲める。いや、飲み進んでしまう。
麺は中太のちぢれ麺。スープとの絡みが抜群だ。茹で加減も上々。
チャーシューは入っていない。
だが、チンジャオロースや玉ねぎ・にんじん等、細切り系の具が、ふんだんにプリインストールされている。
そして11時27分、完食である。大満足だ。
これで500円は、激しく安い!他に類を見ないCPの高さのラーメンだ。
辛さも、注文時に言えば調整してくれるようだ。超オススメです。
本日から夏季休暇をいただいた私。
やらなければならないミッションは多々あるのだが、本日はまず、チャロ君のサークル掃除から始めることに。
8時9分。まず彼のサークルとトイレを、長女の助けを借りて庭に出す。
台座の溝に溜まってしまった、彼の毛と汚物。これが、激しく悪臭を放つのだ。
そして、彼のトイレの台座の溝にも汚物が・・・ホントは3か月に一度くらいは掃除すべきなのだが、ウチでは私の夏休みと年末の大掃除の時に清掃することに決めているのだ。
8時26分。水道水&タワシで汚物を洗い流し、その後天日で約1時間干す。
そして9時37分。サークルを組み立て、室内へ。
おおっ、清潔になったサークル内で、チャロ君もなんだか上機嫌な表情。
臭いというものは、そこで毎日暮らしていると慣れてしまうものだが、たまに訪れる人には気になるものだ。
我が家も、本日からは、お客さんが来ても恥ずかしくない程度の水準になったと・・・思いたい。