雨の4連休2日目。一家の承認を得たので、昼食はラーメンを喰いに行くことに。
11時07分。札幌市東区中沼の、元祖秘境系ラーメン店「拓味」に到着。
ココでラーメンを食すのは、約2年ぶりのことである。
魅惑のメニューの数々。「つけ麺ブーム」到来のずっと前から、「ごまちゃん」「つけ麺」「しおちゃん」を提供していたことが、このお店の見識というか、先進性を物語る。
今回のチョイスは、「生姜ラーメン(味噌)」(800円)。11時20分に、それは目前に供された。
味噌の甘みを引き締めるかのように、ピリリと辛いジンジャーテイスト。一面に散りばめられた刻みネギが、これまた爽快さに華を添える、優秀なバイプレイヤー。
生姜ラーメンも味噌・塩・醤油と3種全て制覇したが、個人的には、この味噌が、もっともストライクだといえる。
「北海道熊さん」製の麺は、ツルツル感とピチピチ感に溢れ、それを啜るだけで若さが蘇るかのような錯覚に陥る。
ダブルで入っているモモチャーシューが、これまた見逃せないチャームポイント。柔らかなだけではなく適度な噛みごたえを残すそれは、肉好きの私にとって大きな福音だ。
11時31分、完食。800円という価格を超越した満足感が、私を襲う。
探さなければ絶対にたどり着けないこの場所に、次々とクルマがやって来て、客足が途絶えないという事実。ここに、飲食業のマーケティングのヒントがあるのだと思う。んまかった。