9月29日、日曜日。
私は「sitatte sapporo」にて、おひとりさまランチを摂った。
いろいろと魅惑的なお店がある中で、チョイスしたのは、「大衆食堂 十勝居酒屋 一心」。
13時28分に、そこに入店。
ランチメニューも、魅惑の数々で、しかも「土日祝日は全品100円引き」というのが、実に素晴らしい
給料日翌週で、やや懐に余裕があったこともあり、私は「十勝清水町産 牛トロ丼定食」を、奮発することに。
そして13時33分。
それは、極めて迅速に、目前に供された。
「山わさび」が付いてきたのは、嬉しいサプライズでありました。
それを「美味しい食べ方」の指南に従って擦りおろし、お醤油に溶く。
丼に載せられた卵は、まさに月下美人のごとく、淡く美しいレモン色
全てをよ~く撹拌し、ワシワシといただく。
そのとろけるような旨味と甘みに、私は幸せの骨頂状態に陥る。
付け合わせの「鶏皮」が、これまた嬉しいお昼のプレゼント🎁
シャキシャキのキャベツと水菜のサラダを、ゴマ&ガーリックテイストのドレッシングが、爽快にオブラート。
加えて味噌汁は、まさしく「おふくろさんの温かさ」で、咽頭を潤す。
そして13時52分に、全てを胃の中に格納。
支払った対価相応の満足を得た、極めてナイスなランチでありました(^^)
ランチ後の14時13分。
私は「さっぽろ創成スクエア」に潜入。
この日ココで催される「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦」を観るためである。
今まであまり公にしていなかったが、私は小学校5年~中学校2年までの4年間、筋金入りのアリスファンだったのだ。
客席にて、ニータ氏と合流。
この日の客層というか年齢層的には、我々二人が底辺で、ほとんどは我々より年配者というか、ほぼ老人の方々ではありました。
しかしながら、私はこの日、「アリス」というグループの素晴らしさというか凄さを、再確認することになったのである。
「愛の光」~「知らない街で」(作詞・作曲:谷村新司)
♪心のままに生きてきたことが いけないことだと思ってた
♪風に揺れてる死んだ木の葉のように 時がすべてを連れてゆく
このLIVEのオープニング曲は何かな~と予想していたのだが、やはりアリスマニアの中で名盤と評されている「アリスⅡ」からのチョイスだったことが、私は、とても嬉しかった💡
「明日への讃歌」(作詞・作曲:谷村新司)
♪生きてることの幸せは 誰かを信じて歩くこと
谷村新司&堀内孝雄のアコースティックギターもさることながら、そこに矢沢透のパーカッションが、そこに厚みと熱さを加える。
やはりアリスが凄かったのは、矢沢透を正式メンバーとして加えたことである。
単なる「フォーク・デュオ」とは一線を画す、その芯のある音楽性。
今さらながら、その独自性というかオリジナリティに、感心してしまう。
蛇足ながら。私の母親は、当時(1979年頃)カーステレオでこの曲を聴いて「なに、この気持ち悪い歌!」とのたまっていたが・・・(^^;
「冬の稲妻」(作詞:谷村新司・作曲:堀内孝雄)
♪燃え尽きた体抱きしめて 駆け抜ける一人雨の中
「ヨーローレンサンダー」のフレーズが、あまりにも印象的である(^^)
「ジョニーの子守歌」(作詞:谷村新司・作曲:堀内孝雄)
♪飛び散る汗と煙の中に あの頃の俺がいた
「君のひとみは10000ボルト」(作詞:谷村新司・作曲:堀内孝雄)
♪眩しすぎる朝に出会った時の そんな心のときめきを
「涙の誓い」(作詞・作曲:谷村新司)
♪泣きながらすがりつけば終わる そんなキザな優しい愛じゃなかった
当時(1978年頃)、TBSの刑事ドラマかなにかのBGMにこの曲が使われていて、「なんてカッコいい曲なんだろう!」と、小学生の私は感動したことを覚えている。
「センチメンタル・ブルース」(作詞:谷村新司・作曲:矢沢透)
♪少し猫背の痩せたあいつが捨てたタバコの火は 季節外れの祭りのような変な淋しさがある。
アリスの中にあって、洋楽志向の矢沢透氏作曲の、都会的チューンが、素敵だ。
「秋止符」(作詞:谷村新司・作曲:堀内孝雄)
♪左利きの貴方の手紙 右手でなぞって真似てみる
♪心も体も開き合い それから始まるものがある
それを愛とは言わないけれど それを愛とは言えないけれど
「帰らざる日々」(作詞・作曲:谷村新司)
♪あなたの声を聴けば何もいらない 命を飲み干して目を閉じる
若き日の山口百恵さんは、ラジオで流れたこの曲を聴いて、衝撃を受けたという。
ひょっとしたら、そのことが、彼女に谷村氏が「いい日旅立ち」を提供するキッカケになったのかもしれない。
「遠くで汽笛を聞きながら」(作詞:谷村新司・作曲:堀内孝雄)
♪俺を見捨てた人を恨んで生きるより 幼い心に秘めたむなしい涙の捨て場所を
まさにこの曲は、日本産「レット・イット・ビー」だと、私は賞賛する。
「チャンピオン」(作詞・作曲:谷村新司)
♪帰れるんだこれでただの男に 帰れるんだこれで帰れるんだ
私が、「ヒットする前に買った初めてのシングルレコード」が、この「チャンピオン」。
ザ・ベストテンで、1位になった時は、ホントに、嬉しかったな~。
「さらば青春の時」(作詞・作曲:谷村新司)
♪この世に生まれた ただそれだけに 甘えて暮らして生きてはゆけない
・・・それにしても、谷村氏の書いた詩の文学性というかストーリー性は、あらためて素晴らしいというしかない。
それに加え、堀内氏の紡ぎだす鮮やかなメロディーと、並び立つツインボーカル。
さらには、矢沢氏が支える、熱いハートビートのリズムセクション。
アリスというグループは、もっと高く評価されて然るべきなのではと、私は心から感じた。
そして、17時45分ちょっと前に、素晴らしいこのライヴは終演した。
これが、今回のアリス復活全国ツアーの、最終日だったのである。
いたく感激した私が、会場で販売されていた「THE SETLIST」なるCDを購入したことは、言うまでもない。
いやあ、良かったなぁ~、アリス💡