この前の土曜日、10時50分。
我々夫妻は、JR小樽駅へと降り立った。
次女が通う大学で開かれる「保護者連絡会」に、出席するためである。
自分も「昭和の終わり~平成の初め」に通っていたその大学だが、あの当時「保護者連絡会」なんて、あったのかなぁ・・・(謎)
とりあえずバスに乗り、その会場へと向かう。
ちなみに、私も何回かそこでマージャンを打った「国士無双」は今も健在だったが、隣接していた喫茶店「ハイロン」は、廃業したようだ。
「ハイロン」の「ミートソース」。
こってりとウマく、スパゲッティのバター炒め具合も素晴らしく、よく喰いにいったものなんだけどなぁ・・・(遠い目)
かつて、小樽駅からこの大学前までは、通学バスは運行していなかった。
なので私は当時、「乗り合いタクシー」か「徒歩」で、通学していた。
私は大抵の場合「変な時間」に通学していたので、「乗り合いタクシー」に一緒に乗車する学友を見つけられず、いわゆる「地獄坂」を徒歩で、数十分掛けてえっちらおっちら登っていたものだ。
11時08分に、キャンパスに到着。
「保護者連絡会」が始まるのは、13時。
相当時間があったので、大学敷地内をぶらぶら探索することに。
この大学からは、海が見えるのだ。
学生時代はあんまり気に留めていなかったのだが、海が見えるってのは、あらためて、なかなか佳い。
「和田徹三詩碑」は、平成6年に建立されたようである。
「緑丘戦没者記念塔」なんてのも、あったんですね。
いやあ、卒業してから四半世紀以上経って、初めて知りました(^^;
そして11時半。
我々夫妻は、大学生協の食堂にて、ランチをいただくことに。
安価なメニューの数々。
私が通学していた頃、好んで食べていた「かけそば」は、当時は120円くらいだったように記憶しているのだが・・・
とはいえ、現在でも「税込220円」のお値段は、きわめてリーズナブルだと思われる。
そして我々夫妻はともに、「濃厚豚骨醤油ラーメン」(税込440円)を、注文したのだった。
学食なので、注文品を自ら受け取り、先払いにてレジを通過し、テーブルまで運ぶシステムである。
11時36分に、カウンター席にそれを運び、いざ実食。
麺は、私の好みから言えば「もうちょい固めの茹で加減」ならばモアベターだったが、目くじらを立てるほどではない。
メンマは、しっかりと味が沁み、噛み応えも上々。
驚愕すべきは、その豚骨醤油スープ。
こってりと旨く、滑らかな後味が口中を潤すように拡がり、まさに気まぐれ本格派❣
脂身とお肉のバランスに優れたバラチャーシューも、しっかりと2枚がプリインストール🐽
極めてコスパの高い、この学食ラーメン🍜
いやあ、満足、まんぞく💛
そして13時過ぎ。
「保護者連絡会」会場の160講義室へ。
ここでは、銀行に就職が内定した学生さんと、市役所に内定した学生さんの体験談を聴くことができた。
彼らふたりは、ほぼ私の娘たちと同じような年齢であるにも関わらず、その話術というか、表現力というか、プレゼンテーション能力が素晴らしかった。
ひるがえって、自分が彼らと同じような年齢だった頃と、現在の自分を鑑みると・・・
ああ、確実に、彼らふたりに、負けている(^^;
まあ、それはそれ。
自分は自分なりに生きていくしかないんだと、開き直るしかない私なのでありました。
「保護者連絡会」終了後の、15時16分。
我々夫妻は、徒歩でてちてちと、「地獄坂」を下る。
15時47分。
妻との協議の結果、JR小樽駅そばの「銘酒角打ちセンターたかの」に立ち寄り、ビールでノドを潤すことに🍺
リーズナブルかつ、多種多様な、メニューの数々
加えて「先払い制」というのが、北海道では珍しい。
私は、今は亡き「あび」のことを、ついつい思い出してしまうのであった。
そして、このお店の特色は、「セミセルフサービス制」であること。
注文の品を書いた伝票をレジに持って行って発注し、喰い終わったお皿は自ら下げる必要がある。
まるで、大学の学食のようである。
しかしながら、その方式が人件費削減に寄与しているのか。
「サッポロ クラシック(生ジョッキ)」が、税込300円というのは、極めてリーズナブル
早めの時間だというのに、店内はなかなか賑わっていた。
15時52分に、いろいろとあるメニューの中から我々夫妻がチョイスした品は、「サッポロ クラシック(生ジョッキ)」のほかは「チーズつくね」「鶏精肉」「串味噌カツ」「あんきも」「枝豆」である。
しかしながら、「串味噌カツ」は、残念ながらこの時点ですでに「完売」であった
15時55分。
まずはビール&枝豆で、かんぱ~い🍻
そして15時57分。
サクッと「あんきも」が供された。
チーズケーキのような柔らかさに、どこかサンマの缶詰っぽいその本体のお味。
そこにポン酢が、まさしくマッチ・ベター。
16時10分。
私は2杯目のビールを「サッポロラガー」とした⭐
その酸味と苦みは、まさに、昭和のお味。
あの時代に新歓コンパで先輩に飲まされた、あの時のことを思い出す。
しかしながら、あの頃のサッポロラガーは、もっと酸っぱくて苦く、飲みづらい味だったように記憶している。
16時10分に登場の「チーズつくね」は、まるで「かすべ」のようなあでやかなシェイプ!
ほぼ同時に供された「鶏精肉」は、ゴロンとでっかく、あの三笠の「奇跡のやきとり」を、彷彿とさせる。
やや惜しいのは、「炭火焼」ではないことだが、まあ、それはそれ。
それに加え。
店内に流れる、まさしく「昭和」なBGMが、私のココロに灯をともす。
ちなみに私たちの滞在中のそれらは、「愛燦燦」「北酒場」「雨の慕情」「大阪しぐれ」「川の流れのように」であった。
「銘酒角打ちセンターたかの」すんばらしい
次回小樽に来た時も、是非立ち寄ろうと思う
大きな収穫を胸に、16時40分小樽発の快速列車「いしかりライナー」で、札幌駅に向かう。
17時半。
サツエキのKioskで見つけた「アップルショコラ」を手にして、帰宅。
いろいろと収穫の多い、素晴らしい土曜日であった。