パラレル。「平行線」ということなのだろう。
♪ 俺の夢から お前が出てゆく
自由を選んだ お前が出てゆく
この曲は、男性から女性に向けてのメッセージ。
強く思うことは、不作為の後悔は、尾を引くということだ。
それは、やってしまったことの後悔よりも。
女は、その人の胸に飛び込んでいけばいい。
男は、それを両腕でしっかりと受け止めればいい。
だが、照れてしまって、それが出来ない自分が、そこにいるのを発見してしまう。
「自分の気持ちに素直に生きる」ことは、やはり、むつかしいのだ。
作詞、安井かずみ。作曲、加藤和彦。
♪ 時が経てば 解ることでも
その時は もう遅すぎる
二人とももうこの世にはいないが、その作品は、私の心を響かせ続けている。
ソングライターって素晴らしい職業だと、心からそう思う。
そして、たった一つの言葉で。
「パラレル」は「クロスライン」になり得る、きっと。