マツダCX-30に試乗させていただいた後。
我々取材班2名が向かったのは、「トヨタカローラ札幌」の本店だった。
まずは、ピュアスポーツの「スープラ」を見学。
お値段的には、妻との交渉が事前却下されるのが明白な、高価格車である💦
しかしながら。
そのスタイルは、凝縮されたグラマラスなオーラを発散していた。
潔くピュアスポーツ2シーターに変遷し、日本に帰ってきたスープラ。
両足を投げ出す感じの、古典的ドライビングポジションを強要するあたりが、いわゆる「漢」である。
かつてのかとうれいこ嬢を彷彿とさせる、肉感的色気。
私は渡辺満里奈さんあたりが好みなので、やや個人的嗜好と乖離があることは認めつつも、スープラの復活には拍手を贈る
そこの2階に展示されていたのは、クラシック・フォード。
そして私の着目していたクルマは、「カローラ・ツーリング」である。
ヘッドライトと同じテーマが反復された、テールランプのデザイン。
荷室は、ホイールハウスの浸食がやや多めながらも、十分に広大なラゲッジスペース。
フロア下には、「パンク修理キット」が格納されており、
さらにその下には、ハイブリッドの後輪駆動ユニットが、鎮座ましましている。
ハイブリッド4駆のこのグレード「HYBRID S」(E-Four)の税込車両本体価格は、286万6600円。
いやあ、年月を経て、カローラも高くなったものだ。
ちなみに、2005年式の私のレガシィ2.0iは、☟のようなお値段だったのだが・・・
ま、それはそれとして。
やはり自称クルマ好きの私としては、この「カローラ・ツーリング」にも試乗しないワケにはいきますまい。
試乗車は「HYBRID W×B」のE-Fourモデル(北海道地区税込車両本体価格301万5100円)だった。
ヒップラインの張り出しが、なかなか魅惑的である。
全長4495㎜×全幅1745㎜×全高1460㎜の、このクルマ。
カローラも、ついに3ナンバーになってしまったのだが、その体躯を持て余すほどのデカさではない。
ちなみに、私のBPレガシィのスリーサイズは、4680㎜×1730㎜×1470㎜であり、全長以外はほぼ同じ大きさである。
ヘッドライトとテールランプのデザインテーマが反復されているのは、カローラ・スポーツ同様。
履くシューズは、215/45R17の、これまたBSトランザ。
自発光式メーターは、カローラがもはや「大衆車」ではなくなったことを、如実に物語る。
Aピラーの立ち角度も適正で、前方視界は大いに良好👀
ステッチのしつらえも、その価格相応の高級感を、醸し出す。
カローラ・ツーリングは、搭載パワーユニットごとにトランスミッションが異なっており、このハイブリッド車の場合は「電気式無段変速機」である。
そして、1.8Lガソリン車は「CVT」・1.2Lターボガソリン車は「6MT」という組み合わせになっている。
そして、見やすいナビ&悪くなさそうな操作性の空調コントロール。
老眼が進んだ年配者さんに大きな福音となるであろう、「カラーヘッドアップディスプレイ」。
しっとりと据わって、曖昧さの無い、ステアリングフィール。
しなやかながらも芯のある、マラソンランナーのような、ライドフィール。
最新のマツダ車と較べると、全体に「やや軽い感じ」はあったものの、カローラの乗り味は、決して悪くないというか、むしろなかなかヨイ。
とはいえ、衝突安全への対応のためか、現代のクルマの斜め後方視界は、すべからく、良くないと思う。
そして、ベルトラインから上のインテリアカラーが黒なのも、閉塞感を感じさせる要因になっている。
ちなみに、私の愛車BPレガシィの斜め後方視界は、このように開けている。
ベルトラインから上の内装カラーは、明るいホワイト系。
細かいようだが、こういった部分が、「私が新車に買い替える気を惹起させない主要因」なのだ。
やはり、BPレガシィを、手放す気分には、なれない。
行けるところまで、この愛すべきマイカーと、付き合おうと思う。