7月5日(日)の朝は、なかなかの好天に恵まれた。
我々夫妻は、例によって、張りきって「バードウォッチング」へと赴く。
私が「野鳥の宝庫」と認定する「茨戸川緑地」に着いたのは、7時58分であった。
歩くこと、しばし。
8時11分に、「第1鳥さん」を発見
ブラック・オレンジ・ホワイトでカジュアルな服装の、「ノビタキ♂」くんである。
そして、8時25分。
「チュチュピチョッ!」とさえずっていたのは、
名は体を表す、「ホオアカ」さん。
北海道での観察時期は4月~10月の、いわゆる「夏鳥」。
冬は本州以南へと渡るのだそうだ。
主食は植物の種子だが、ヒナには栄養価の高い昆虫を与えて育てるという、しっかり者である。
8時31分。
電線に止まっていた小鳥を撮影📸
撮っていた時は逆光で、種別が判定できなかったのだが・・・
帰宅して、写真の露出補正を行ったところ、「ベニマシコ♂」くんであったことが判明した🐦
続きまして、8時36分。
小柄な、スズメくらいの大きさの、この鳥さん。
たぶん、「ニュウナイスズメの♀」ちゃんである。
シックなブラウンのコスチュームのこの鳥さんと出会ったのは、8時36分。
それは、「ノビタキの♀」ちゃん。
羽繕いに余念のないその姿に、レディを感じさせる。
8時43分に出会った、ごまだら頭のこのコは、「ノビタキの幼鳥」と思料される。
続いて、8時44分に、「ノビタキ♂」くんと、この日2度目の遭遇。
「ノビタキ揃い踏み」である。
8時48分。
電線に止まっていたのは、「カワラヒワ♂」くん。
ブラウンというか、ゴールドというか、グリーンというか・・・
陽光を受けた色づかいが、青空に映え、美しい。
この鳥も、本州以南で越冬する、渡り鳥なのだ。
頭はモスグリーンで、おなかはイエローの、「アオジ♂」くん。
日本の鳥は一般に、緑が「アオ」で、青が「ルリ」と称されるのだそうだ。
そして、私が最も愛する小鳥である「コムクドリ♂」くんと出会ったのは、8時52分。
この鳥さん、ホントに美白で、可愛いんだな~❤
オスだとわかっていても、男の私は、惚れてしまう。
そして8時54分。
我々夫妻は「カワセミ」狙いで、茨戸川に架かる「山口橋」へと、拠点を移す。
電線に止まっていたのは、みなさんおなじみ「ハクセキレイ」さん。
北米大陸以外の、北半球ほぼ全域に生息する、非常に分布の広い鳥なのだそうだ。
普通に見かけるので、あまり気に掛けることはない鳥だが、あらためてじっくり見ると、なかなか可愛いというか、チャーミング。
「小学校時代の同級生だったあのコ」のことを、私はついつい思い出してしまった。
彼は、どこかに飛び去ってしまったかと思うと・・・
1分後には、バッタをくわえて、戻ってきたのだった。
ともすれば、「別の個体」だったのかもしれないが・・・
まあ、それはそれ。
そんなに大きな問題ではない。
そして、8時59分。
6月9日とまったく同様に、「カッコウ」さんが電線に止まり、「カッコー、カッコー」と鳴きだしたではありませんか❣
やや遠い位置だったものの、彼を再び撮影できて、私は地味に嬉しかった(^^)
意外なことに、カッコウも渡り鳥で、冬は東南アジア方面で越冬するのだそうだ。
9時16分。
枝先に止まった「オオジュリン♂」くんを、パチリ。
いつも撮影しやすい場所に止まってくれて、サービス精神にあふれる鳥さんだ(^^)
9時21分。
草の先端に止まっていた、この鳥さん。
「ひょっとして、ウグイスさん?」と思ったのもつかの間、鳴き声が、ウグイスのそれではない。
「ホー、ホケキョ!」ではなく、「ジッジッ、ギョッ!」といった感じ。
見た目は、じつにウグイスっぽいこの鳥は・・・
どうやら「コヨシキリ」さんだったようだ。
今回、初めてお目にかかった、この鳥さん。
北海道では5月~9月にかけて見られる「夏鳥」で、中国南東部で越冬するのだという。
それにしても・・・
この細く小さな体で、わざわざ海を越えて中国から渡ってくるなんて!
鳥さんの飛翔能力に、あらためて驚愕である。
そして私は、’80年代前半に谷村新司氏がリリースした「海を渡る蝶」というアルバムのことを、ふと思い出したりしたのだった。
9時31分に電線に目をやると。
やや過剰とも思える「ソーシャルディスタンス」を取っていた、この鳥たち。
左は「ホオアカ」さんで、
右が「ニュウナイスズメ」くんであった。
この日も、10種以上の鳥さんと、接見し。
9時34分に、我々夫妻のバードウォッチングは、満足のうちに、終了。
妻のリクエストに応え、「石狩浜」に着いたのは、10時42分だった。
コロナの影響により、「海水浴場」は開設されていないのだが・・・
砂浜には、それなりの人出があった。
そして、私が驚いたのは。
海が非常に透明感に溢れ、キレイだったこと
私が持っていた「石狩浜」の海水のイメージは、茶色く濁って、「あまり泳ぎたくない海」(私は泳げないけど)だったのだが・・・
いつの間に、石狩浜は、こんなに美しくなっていたのだろう?
見ているだけで、心癒される、母なる海でありました