7月17日に見学した、「ロイズ クラシックカーフェス at ロイズタウン 2023」。
本日は、「輸入車編」を、お届けします。
まずは、イタリア車。
「1993年 ランチア デルタ HFインテグラーレ エボルツィオーネII」。
そのワイドトレッドに、ブリスターフェンダー。
現代では、絶滅危惧種の、スポーツハッチである🦂
続いて、フランス車の「2002年 ルノー ルーテシア スポールV6」。
ルーテシア(本国名:クリオ)は、基本はFFの実用ハッチバック車である。
このクルマは、それの後席を取り払って、そこにV6エンジンを搭載した、ミッドシップモンスターなのだ。
そしてこちらは、その後期型となる、「2006年 ルノー ルーテシア スポールV6 Phase2」。
まさに「フレンチブルー・スポーツ」な、クルマである。
スウェーデンからは「1968年式 ボルボP1800S」がエントリー。
ボルボとしては珍しい、FRスポーツだ。
そのスタイルは、アメリカ車の影響を、多大に受けていると思われる。
続いて西ドイツ車。
まずは、「1976年 BMW 2002ターボ」である。
現代の3シリーズのルーツとなる、このクルマ。
窓面積が広く、スクエアなボディなので、車両感覚を掴みやすそうだ。
現代のクルマが失ってしまった、美点ですネ。
同じく西ドイツの、「1956年 メルセデス・ベンツ 190SL」。
優雅な、2シーターFRオープンである。
英国車の代名詞といえば、やはりジャガー。
「1960年 ジャガーMk2 3.8」。
気品あふれる、高性能スポーツサルーンである。
そして、「1971年 ジャガーEタイプ V12」。
V12エンジンを縦にフロントに積んだがゆえ、驚くぐらいのロングノーズである。
そしてフランスからは、「1972年 シトロエンSM」。
マセラティ製V6DOHCエンジンを積む、FF3ドアクーペだ。
まさに「宇宙船」を連想させる、そのスタイル。
オーナー氏のご厚意により、運転席に座らせていただくことができた。
そのスタイルから想像したのと違って、意外にオーソドックスなインパネ&操作系だった。
このイベントでの分類は「スーパーカー」の、「2018年 アウディR8」。
「ランボルギーニ・ガヤルト」や「ランボルギーニ・ウラカン」とは、シャシーを共有する「兄弟車」なのだという。
「2019年 フェラーリ 812 スーパーファスト」は、まごうかたなきスーパーカー。
イタリアンスポーツの、妖艶さと危うさを併せ持ったスタイルである。
まさに、甘く危険な香り🌹
「2007年 ロータス ヨーロッパS」は、英国のクラスレススポーツカー。
フランスからは、「2019年式 アルピーヌA110」がエントリー。
現在でも新車で手に入れることの出来る、MRスポーツカーだ。
ちなみにお値段は、875万円~・・・である
会場の片隅に、ひっそりとさりげなく置かれていたのが。
「2015年 マクラーレン 650S スパイダー」だった。
F1コンストラクターのマクラーレンが販売する、このスーパースポーツ。
新車価格は、 3443万円だったという
キャビンの後ろに搭載された「3.8リッターV8ツインターボ」エンジン。
最高出力は、なんと650ps
英国車ゆえか、右ハンドルの、スーパーカー。
オレンジのブレーキパッドに刻印された「McLaren」のロゴマークが、オーラを放つ。
そして、「2008年 マセラティ グラントゥーリズモ」。
北方謙三氏も愛した、ブランドである。
「2017年 ポルシェ 911カレラ GTS」。
♪緑の中を走り抜けてく 真っ赤なポルシェ・・・のフレーズが、脳裏に蘇る。
「2010年 ランボルギーニ ガヤルド LP560-4」。
前述の「アウディR8」の、事実上の兄弟車である。
21世紀のスポーツカーに、「シフトレバー」という概念は、存在しないのだ。
ランボルギーニには、やはりイエローのカラーが、よく似合う。
そして、アメリカのスーパーカー「2009年 ダッジ バイパー SRT10 ACR」。
8.4リッターV10エンジンをフロントに積む、FRの直線番長。
まさに、アメリカンドリームである。
リアの熱線が縦に入っているのは、ホワイトのストライプとの整合性を図る、粋なデザイン上の演出だ。
「1999年 ポンティアック ファイヤーバード トランザム WS6」。
シボレー・カマロと兄弟車だという、このクルマ。
「マッチョなアメ車」のイメージそのものである。
「2018年 フォード マスタング V8GT」。
そのフロントマスクは、そこはかとなく欧州車っぽいのだが・・・
テールランプは、マスタングの伝統的様式というか、初代トヨタ・セリカと共通するイメージである。
余談だが、私がコドモの頃は「フォード ムスタング」だったハズなのだが・・・
気が付いたら、いつのまにか「フォード マスタング」と表記されるようになっていた。
かつての「ネルソン・ピケット」が、その後「ネルソン・ピケ」に変わったのと、相通じるモノを感じる。
1980年代には、まだ「フルサイズのアメリカ車」が、元気だった。
「1983年 フォード リンカーン コンチネンタル Mark Ⅵ」。
「1958年 インペリアル ルバロン」。
旧き佳き時代の、いわゆる50’s。
それから、おおよそ70年が経過したのだ。
そして、ブルーとピンクに塗られた、1950年代のアメ車2台。
ブルーの方は、「1955 シボレー ベルエア」
ピンクは「1959 キャデラック エルドラドセビル」である。
続きましては、西ドイツの旧車たち。
「1989年 ポルシェ 928」のイメージは、「走る空飛ぶ円盤」だ。
流麗な2ドアクーペ、「1986 BMW 635Csi」。
かつて私が愛した女優さんである「坂口良子」さんは、ワインレッドのカラーのこのクルマに乗っていたのだ。
1982年当時、「月刊明星」に、そのような記事が載っていた。
この、Cピラーの処理が、流麗でじつに美しい
ホンダの2代目プレリュードのデザインは、このクルマの影響を受けていると、私は信じて疑わない。
「1963年 フォルクスワーゲン タイプ2 T1 デラックスマイクロバス」。
いわゆる、ワーゲン・バス。
乗車定員は、8名だった模様。
そして、「1974年 フォルクスワーゲン 1303S」。
私が小学生の頃、VWビートルは、きわめて普通に走っていた。
「黄色いワーゲンを見ると幸せになれる」という都市伝説は、級友たちの間でも、まことしやかに語られていたものだ。
これ、ホント
ロイズ主催のクラシックカーフェスは、本当に素晴らしいです。
一企業所有のお宝カーを、入場無料で、一般公開してくれるのですから、ありがたすぎて涙がちょちょぎれます😂
クラシックカーたちの有機的デザインというか、芸術性の素晴らしさを知ってしまうと・・・
現状のEVたちの無機質なデザインは、やや残念ですよね。
EVは、「航続距離&充電に要する時間」の問題が解決しない限り。
現状、少なくとも冬の北海道では、使い物にならないですね(キッパリ)
名車が多過ぎてコメも書ききれませんw。
デルタhfインテグラーレ、お金持ちの大学生がポンと買うイメージです笑。ただ当時のイタ車なので乗り方荒い人だとすぐ修理工場行きと聞きました。
キャデラックセビル、アメリカが輝いてた頃の象徴みたいな車ですね。もうこんなデザイン出てこないんじゃないかと思わせる正に銀幕のスター的な車です。
こういう名車達を見るにつけEV大丈夫?って思いも強くなっちゃいます。
スマホなら良いけどスマホみたいなデザインのEVに魅力を感じられないのは私だけではないハズ…