名古屋市博物館「小袖:江戸のオートクチュール」
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今日は、表記の展覧会が最終日なので、見に行った。
昼食は、「千種豊月」の天せいろととろろせいろ。よくはやっている。引きも切らない。
名古屋市博物館もまた、最終日とあって、にぎわっていた。着物を着た人は入場料から200円引き、という引きにつられてこられたかどうかは知らないが、ちらほらお着物の入場者があって、もう少し多ければ風情があるし、また、皆さん、着慣れた感じならいいのだけれど。それは、難しいか。
入場者は、中年の女性が多いのは、テーマへの関心が高いからではあるか。この展覧会は、松坂屋の京都染織参考館所蔵の作品から江戸の「小袖」を集めたもので、布地としては、桃山時代のものから江戸末まで、さらには、松坂屋の復元品まで。なかなか美しいものだった。もちろん、コレクションといっても、日常使用されていて、消耗していくものが、ずいぶん時を経て収集されたものであるから、退色や縫い直し(着物は、これが容易にできる)によって、後世の加工が入っている。それにも関わらず、デザインの奇抜さや組み合わせには、現在のファッションにはない芸術性が感じられる。
着物の特性かもしれないが、たたみ皺があるし、また、長年使用されてきた様子でs、色あせや使用痕があって、この手の作品の保存は気にかかるところではある。ただ、是が非でもデジタル化の必要があるのではないか。色彩やデザインをどの程度残しているのだろうか。現物でこの先も保存を続けるのは、相当困難で、ますます消耗していくように思われる。
名古屋市博物館「小袖:江戸のオートクチュール」:http://www.museum.city.nagoya.jp/tenji080426.html
昼食は、「千種豊月」の天せいろととろろせいろ。よくはやっている。引きも切らない。
名古屋市博物館もまた、最終日とあって、にぎわっていた。着物を着た人は入場料から200円引き、という引きにつられてこられたかどうかは知らないが、ちらほらお着物の入場者があって、もう少し多ければ風情があるし、また、皆さん、着慣れた感じならいいのだけれど。それは、難しいか。
入場者は、中年の女性が多いのは、テーマへの関心が高いからではあるか。この展覧会は、松坂屋の京都染織参考館所蔵の作品から江戸の「小袖」を集めたもので、布地としては、桃山時代のものから江戸末まで、さらには、松坂屋の復元品まで。なかなか美しいものだった。もちろん、コレクションといっても、日常使用されていて、消耗していくものが、ずいぶん時を経て収集されたものであるから、退色や縫い直し(着物は、これが容易にできる)によって、後世の加工が入っている。それにも関わらず、デザインの奇抜さや組み合わせには、現在のファッションにはない芸術性が感じられる。
着物の特性かもしれないが、たたみ皺があるし、また、長年使用されてきた様子でs、色あせや使用痕があって、この手の作品の保存は気にかかるところではある。ただ、是が非でもデジタル化の必要があるのではないか。色彩やデザインをどの程度残しているのだろうか。現物でこの先も保存を続けるのは、相当困難で、ますます消耗していくように思われる。
名古屋市博物館「小袖:江戸のオートクチュール」:http://www.museum.city.nagoya.jp/tenji080426.html
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