『おなかの調子がよくなる本』

福田真嗣、2016、『おなかの調子がよくなる本』、ベストセラーズ
腸内環境に興味がある。ミーハー的に第一人者という著者が書いたという本書を手に取った。
草食動物、とくに反芻する動物の腸内の菌叢については古くから言われているし、人間のことについても当然のことと思っていた。ヨーグルトや発酵食品が注目されるのはそうしたことであろう。また、最近は、健康な人のうんちから採取した菌叢を移植するという「手術」も行われているというのはニュースで知っていたのだが、本書は一般書とはいえ、最新の動向がわかりやすく書かれていて、大変興味深く読んだ。
私自身は、著者のすすめる繊維質の多い食事やヨーグルトを常食としていることを実践しているので、本書を読んで新たに何かをしなければいけないという刺激を受けたわけではなく、むしろ、自分の食習慣が間違っていないということを知って心強く思った。
子供の頃から検査技師の父親が買ってくれた顕微鏡で微生物に興味を持ち、農学部に進学して生化学と出会い、大学院卒業後、更には理研に職をえて研究を続け、様々な人との出会いを経て現在に至るという著者の学びの展開も興味深い。
腸内環境に興味がある。ミーハー的に第一人者という著者が書いたという本書を手に取った。
草食動物、とくに反芻する動物の腸内の菌叢については古くから言われているし、人間のことについても当然のことと思っていた。ヨーグルトや発酵食品が注目されるのはそうしたことであろう。また、最近は、健康な人のうんちから採取した菌叢を移植するという「手術」も行われているというのはニュースで知っていたのだが、本書は一般書とはいえ、最新の動向がわかりやすく書かれていて、大変興味深く読んだ。
私自身は、著者のすすめる繊維質の多い食事やヨーグルトを常食としていることを実践しているので、本書を読んで新たに何かをしなければいけないという刺激を受けたわけではなく、むしろ、自分の食習慣が間違っていないということを知って心強く思った。
子供の頃から検査技師の父親が買ってくれた顕微鏡で微生物に興味を持ち、農学部に進学して生化学と出会い、大学院卒業後、更には理研に職をえて研究を続け、様々な人との出会いを経て現在に至るという著者の学びの展開も興味深い。
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