午前テェックアウトののち州立図書館でのPlantation Voices という展示を見た。クィーズランドのサトウキビ農場の労働者として徴用されたメラネシアの人々、20世紀早々オーストラリアが白豪主義に入ると元の土地に送還された。一部残った人々の苦難の歴史の展示。
昼過ぎの便で、シドニーに出てきた。
夜は、GJと会食。創作について、年をとるということについて。
フマス、赤キャベツのサラダ、エビのグリル、ハルミラビオリ
ハルミラビオリ、なんとか、コピーしたいものだ。Gailによれば、チーズが違うと。まあ、そうなんだけれど。
8時ごろの電車でゴールドコーストのボンド大学へむかう。いつもはレンタカーだったのだが、帰りの時間が迫っていて、また、満タン返しというのもめんどくさくなっていたので、考え直して公共交通機関を使うことにした。
8時ごろ出発の快速電車で出発、1時間15分ほどかかる。連絡しているバスで最寄駅から目的のボンド大学まで、併せて2時間弱、ぼーっと乗っておれるので悪くない。
学生の参加している授業に授業参観、そのあと、昼食とインタビューの合計6時間ほど、二人とも楽しんでいるようで何より。かれらの友人の愛大生の話も聞いた。彼女は1年滞在すると。
ボンドからの帰り、Uberを使った。待ち受け場所を確定したら、すぐ目の前にいた。ドライバーはキウィ(ニュージーランド人のこと、彼らは、オーストラリアとのビザ協定で簡単に労働ビザを取ることができる)で、オーストラリアが気に入っていると。今年はラグビーのワールドカップだから日本に行きたいとも。などなど話しているうちに、あっという間に最寄駅のロビーナヘ。18時ごろにブリスベンに帰ってきた。
夕食は、1ブロック南に行った数年前に来たことのあるJamie’s Italianという店。ロケットサラダ、トマトのブルスケッタ(ほんとはズッキーニのそれと書いていたのだけれど)、イカのフライ
昨年8月に続き、行ってみた。ネットのメニューはなく、店の名前の由来とも言えるコッパがない。係のおばさんのおすすめに従った。
White Anchoviesの開きの酢漬け:これはいける。ママカリよりも小さいキビナゴのようなサイズを三枚に開いて軽く酢漬けしてある。
おばさんおすすめのチーズ盛り合わせだけれど、ハムなどのもせるというのをいただいた。
悪くないと思う。
17日夜の成田ーブリスベン間でみた3本の映画。
Ladies in Black
1959年、シドニーのDavid Jonesと思しきデパートの売り場に16歳の垢抜けない少女ルイーズが連れてこられたシーンから始まる。この売り場の売り子たちは職場に来るときは私服だが、売り場では黒のワンピースを着るのが決まり。職場の同僚になる20代30代の二人の女性が同僚、オーストラリア人ばかりの中、同僚とはいえ別格の女性がもう一人、彼女はクロアチアからの移民、ハンガリーからのドイツ系の移民の夫と暮らす。彼らは、おそらくは難民としてオーストラリアに流れ着いたが、彼らは訛りがあるが英語を話そうとし、オーストラリアで仕事について稼げることを誇りに思っている。そして、移民の人びとのコアになっている。
ルイーズは、移民の先輩女性にファッションを教わり、だんだん大人に変わっていく。ルイーズではなく、リサと呼んでほしいとか、メガネを取り、髪を下ろして額に分け目をつける。服装も変わっていく。彼女は、詩人、小説家、女優のどれか、それともその全部になりたいと言い、母親の支援をえてシドニー大学を受験し、奨学金付きで合格する。
オーストラリア訛りの、競馬にめがない、ビールが好きで、パブによく出かけ、小ぶとりというオーストラリア男性のカリカチュアそのものの父親、母も女の子はお下げ髪、ピンクのフリルのついた服といった固定感の塊、しかし、この両親もリサが変わると同じく移民の影響を受けて変わっていく。
この映画は、女性の変身の物語ではあるのだが、同時にその変身は移民によって変身していくのだ。ある意味、この映画は背後にオーストラリアそのものがいるといっていいだろう。オーストラリアは第二次大戦の後、移民の影響を強く受けて変わってきたのだ。その様子を見て取ることができる。
RBG
アメリカの最高裁判事の一人、Ruth Bader Ginsburg のドキュメンタリー。彼女はトランプ政権下の最高裁判事がリベラルが少数派になった中、最高齢の判事であり、トランプ在任中退任や死亡すると、さらに保守派が多数になってしまう。彼女は夫に先立たれ、最高齢ではあるが、ジムでのトレーニングを続け、健康に業務に励んでいる。このドキュメンタリーは、女性の権利拡大を背負って最高裁判決をリードしてきたことを中心に描いているので、リベラルか保守か、壁の建設を巡ってアップツーデートな話題とは少し違っている。
子供や孫、亡夫や同僚、元秘書たちの証言をあつめて、RBGの人となりや政治的姿勢を明らかにしている。
『ビリーブ 未来への大逆転(原題:ON THE BASIS OF SEX)』:なんだかなの邦題だな
Crasy Rich
ニューヨーク生まれの中国系アメリカ人のレイチェルが中国人のニックと恋に落ち、友人の結婚式に参加するという目的も併せて、シンガポールのニックの家を訪ねるという話で、最後はハッピーエンドのようなのだが、主人公二人をめぐる中国人の親族や友人たちの金持ちぶりははんぱない。まさにタイトルそのものというか、ラブストーリーもさりながら、中国本土、香港、シンガポール、アメリカを股にかけて稼ぎ回っているお金持ちの中国人がいますよ!というのが、映画の中心のようなものだと思えてくる。原作をダウンロードしているがまだ手をつけていないが、映画を見たのをキッカケに読む気が強くなってきた。映画は、シンガポールの各地でロケをしたようで、まるで名所めぐりでもある。
オーストラリアへの出張。今回はブリスベンに2泊して、明日ボンド大学に行き、シドニーに移動して3泊して土曜日には帰る。
新幹線、品川で成田エクスプレスに乗り継いで、成田空港の第2ターミナルへ。カンタス航空へチェックインを済ませた後、いつものように寿司田へ。
午前は研究指導のあと、午後は学園葬という事で、ナゴヤキャッスルへ。退職された旧職員と思いがけず顔をあわせてまるで同窓会状態。終了後、整体。
名古屋内山町「浅野屋」(洋食)
上げじゃが、ミックスチーズとナッツのサラダ、メンチボール、カキフライ
引きも切らぬ浅野屋であった。
下記いづれもなんちゃっての調理法なので「風」とつけている。
回鍋肉風:豚ロース肉薄切りをごま油で炒め、白ネギ+キャベツ+もやしを加えて炒め続け、花椒醤+甜面醤+ナンプラー+紹興酒+濃口醤油+水をよく溶かしておいて、加える。水分を飛ばす。キャベツは、電子レンジで「下茹で」モードで加熱済み。
酸辣湯風:ガラスープの素でスープを作り、生もづくをくわえる。豆板醤少々+黒酢+ナンプラー+溶き片栗粉+溶き卵
ササガレイのグリル
芽ひじきの煮物:もどした芽ひじき+鶏細切れ+ニンジン+薄揚げ+糸こんにゃく、日本酒+昆布出汁+ナンプラー+薄口醤油+フリーズドライのあじめコショウ
小松菜と一口ガンモの炊いたん:いつもは鰹出汁だが、昆布出汁で
アイザック・アシモフ、1985、『黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))』、東京創元社
この巻が終わり、次に入った。このシリーズが終わるとジーヴスが待っているよ!ヘンリーの後釜は・・・
2019-02-13 22:10:15 |
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