東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

アピオス芋の植え付けと支柱立て

2011年03月22日 | 野菜:芋類

 日曜日、数年前から栽培しているアピオスと呼ばれる芋を移植しました。種芋は、去年収穫して今年用の種芋栽培とした畝から採集しました。この芋はつるが長芋のように支柱に伝って伸びます。このためこの芋は支柱作りが最初の仕事となります。絹さやエンドウ豆で作った支柱よりさらに高い支柱を立てました。まずは、支柱となる笹を採集しました。茎が太く長い笹を選んで根元を切りました。

      切り取って集めた長めの笹         根元は、土によく刺さるようにカット
 

 切り取った笹を畑まで笹を運ぶと、その笹に支柱にするための加工を施しました。全ての笹の根元を斜めにカットしました。斜めにすると土に刺さりやすくなります。長さを均等に切りそろえた笹を次々に、アピオス芋を植える畦にX字型に刺していきました。

         笹をX字型に土に刺して、糸でそれぞれの笹を硬く結ぶ


 X字型に組んだ笹は硬く結ぶため角しばりをして固定しました。角しばりは、木材と木材を固定するときに使うロープワークです。私がボーイスカウトの副隊長をしていた頃にキャンプなどよく使った結び方です。とても強固に笹を固定することができます。

       角しばりで固定した笹と笹          斜めに笹を使って支柱を強化
 

 支柱ができると、今度はアピオス芋の採集です。去年栽培した畝をクワで掘って地中にある芋を探しました。芋は土色をしていてとても小さな芋なので見逃さないように注意します。またねクワで切断したり痛めないように注意しながらクワを振り下ろします。

    クワでアピオスを栽培した畝を掘る       出てきた、とても小さな芋と根
 

 去年栽培した芋は今年の種芋として植えた芋です。2,3個の芋が10個程度に増えていました。ただし、肥料もなにも撒かなかったので、とても小さな芋ばかりです。今年はこれらの芋を大きく育てようと思います。

            クワで掘り上げたアピオス芋、どれも小さな芋


 この芋は不思議な成り方をしています。サツマイモ,ジャガイモ,里芋のように芋が独立していません。芋と芋が、数珠のように次々につながっています。大きさも一口サイズです。食べたことがまだないので味も分かりません。今年はぜひ食べてみたいと思います。

     ピーナッツサイズの芋                つながった芋数個を土に植える
 

 採種した芋は、支柱の根元に全て植えました。5月上旬に、とても細いツルと葉が地表に出てきます。そして、支柱に撒きつくと上に向かって伸びていきます。夏には藤の花のような花が咲きます。収穫は秋です。どんな芋ができるか楽しみです。

      アピオス芋を根元に植えた支柱、夏にはたくさんのツルが絡まるはず

コメント
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