東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

長ネギの草取りと株分け

2011年03月25日 | 野菜:葉菜

  去年の春に種まきをして苗を作り、夏にその苗を移植した長ネギの株分けをしました。去年の夏に移植して以降、収穫する一方で草取りや肥料やり土寄せなどの世話もしました。一年経ってそろそろ株分けの時期ですが、株分けする前に根元に生えている雑草を取りました。一番多い雑草はナズナです。

        根元に生えた雑草               一番多い雑草のナズナ
 

 ナズナは小さな葉が横に広がる雑草で、比較的除草しやすい雑草です。葉を束ねて掴んで引き抜くと根ごと除草できます。なお、ナズナはかき揚げにすると比較的美味しい野草でもあります。次に多い雑草はホトケノ座やメヒシバです。これら全ての雑草を取り除きました。

               長ネギの根元から全ての雑草を取り除く


 雑草を全て取り除くと、こんどは分げつした長ネギを根元から注意深く引き抜きます。秋には1本だった長ネギは5から10本に増えていました。引き抜いた株を痛めないように分けます。分けた1本1本を新たな場所に移植します。

      分げつした長ネギ1株を持つ     根を痛めないように株全体を引き抜く
 

 長ネギにはいろいろな品種がありますが、自家消費用には分げつが多い品種がいいと思います。1本1本のネギは茎が細目ですが、収穫後すぐに再び分げつして増えるので重宝します。

                抜いた1株を分けると、8本の長ネギ


 抜いた株を一本一本の長ネギに分けました。そして、その一本一本を新たな場所に移植しました。2,3ヶ月すれば、その一本の長ネギは分げつして数本に増えます。増えた頃に収穫します。キャベツなどの葉物野菜は一度収穫すると、次に収穫するときは種まきから始めなければなりません。その点、長ネギは株分けしながら次々に収穫を維持できます。

     分けた一本の長ネギを移植             移植後、土寄せする
 

 移植後、平クワを使って移植したばかりの長ネギに土寄せをしました。長ネギは土寄せをすると土内の根は白くなります。このため、白い根の部分を多くしたければ土寄せを頻繁にする一方で、葉の部分を多くしたければあまり土寄せする必要はありません。2,3ヶ月後には新たに長ネギが収穫できるはずです。

            移植し土寄せした長ネギの畝、6月頃には再び収穫予定

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