東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古いトランジスタ方式時計の修理(1/3)

2011年03月28日 | パソコン,電子機器



 古くから使っている置時計がついに動かなくなってしまいました。この時計は私が学生時代18歳の時に下宿近くの時計屋さんで購入したものです。当時はまだぜんまい式の時計が少なくなかった時代でした。4~5千円でしたでしようか、トランジスタ方式の時計です。この時計が数時間ごとに止まるようになってしまいました。

              私が学生時代に購入したトランジスタ式電池時計


 この時計は学生時代によく分解改造したことがありました。そして、テンプに自己流で油を差したり、内部のトランジスタを置き換えたこともありました。どうもその改造部分が長い間に劣化したのかも知れません。

     ほぼ40年前の購入日付             ベルは今では珍しい電磁式
 

 今の置時計は全てクオーツです。そして、目覚まし音も電子音かモーターです。しかし、この置時計は電磁式です。目覚まし時計としてはこの時計を使っていませんが、今でも大きな音で鳴らせることができます。使用しているトランジスタはソニー製のもので、どうも私がオリジナルのトランジスタと置き換えたようです。

            テンプ部分(基板には私が置き換えたソニー製トランジスタ)


 テンプの往復部分の油が劣化している様子なので、アルコールで綺麗に拭きました。そして、薄く機械油を付けておきました。このテンプ部分や基板部分の電子部品はずいぶんと私が改造した記憶があります。よくまあ40年もの間、動き続けているなあと思いました。

           アルコールを綿棒に付け、でテンプの往復運針部分を清掃


 テンプ往復運針部分を綺麗にした後、再び時計本体ケースに収めました。そして、電池を入れて様子を見ました。1時間ほど動かしましたが調子よく動いています。この調子だと、あと20年ほどは十分動き続けることができそうです。今ではクオーツが幅を利かせている時計が多いですが、私はぜんまいからクオーツに切り替わる間に活躍した、トランジスタ方式や音さ式時計がとても好きです。

       テンプケースを収める              ベルをケースにはめる
 

コメント (1)
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