東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

我家のイチジク、秋果の収穫時期を迎える

2022年09月01日 | 樹木,果樹

 交流館ではたくさんのイチジクが店頭に並んでいます。今はイチジク出荷の最盛期のようです。我家のイチジクも今年二度目の収穫時期(秋果)を迎えました。小さかったイチジクの実がいつの間にか大きくなり赤く色づいていました。
 今日は五個のイチジクを収穫しました。枝にはまだ実があるのて、今後二週間位は収穫できそうです。ドーフィンと言う品種のため、皮も食べることができます。軽く洗った後、バクッと口に入れると、程よい甘さが口の中に広がります。小さな種があるのでしょうが、極小のためか気になりません。イチジクの秋果は、我家の秋一番の収穫です。

     あちこちの枝にぶら下がったイチジク、熟したものを収穫


 イチジクは漢字で「無花果」と書きます。つまり花が咲かない果樹なのです。実は極小の花が実の内側に咲いているのですが、外から見えないだけなのです。その授粉は極小の虫のようです。イチジクのへそのような穴から虫が入り込んで授粉するのです。ただし、その虫は受粉後に外に出られなくて死んでしまうとか。
 赤道のイチジクの一種はツル性で他の樹に巻きつき、最終的にその樹を絞め殺すそうです。世界にはいろんなイチジクがあるのですが、実の内側で受粉するのは共通だそうです。そして、授粉専門の虫もいるそうです。その虫はイチジクが無いと絶えてしまうとか。

    枝に数個のイチジクの実      小さいながら収穫したイチジク
 

 ところで、収穫したイチジクのほとんどは婆様が食べてしまいます。とろりとした触感は年寄りに向いているようです。また、リンゴ,梨,そして柿などの果物は皮を剥かなくては食べることができません。しかし、イチジクは皮ごと食べることができます。私も大好きな果物の一つです。もう1,2本イチジクの樹があっても良いかも知れません。冬に苗木を買おうと思います。

         二つに割ったイチジク、とろりとして美味しそう

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