東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ヘナの越冬難しく、暖房装置設置

2021年01月27日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 去年、髪染めや染色(皮膚や動物性繊維)などに使われるヘナの種をまいて育てました。しかし、日本の気候に合わないのか花も咲かず当然ながら種もできませんでした。育ててみて気が付いたのは、ヘナは樹木で低木のようです。沖縄のような暖地では垣根として育てることができるかも知れません。手製の段ボールや市販のビニール温室で冬を越せないか試しています。鉢によって枯れたりと元気さが違います。しかし、寒さが厳しい今月になって次々に枯れ始めました。そのため、暖房装置を設置してみました。

     手前の鉢のヘナはまだ元気ですが、向こうの鉢は枯れ始める


 ヘナの枯れ始めには特徴があります。最初に葉が緑のまま落ち始めます。枯葉が落葉するのではなく緑色のまま落葉するのです。続いて、落葉しないまま枝の先端だけ枯葉が残るようになります。そのうち、枝を折ると最初はまだ生きているのか曲がります。しかし、曲がらずポキンと折れるようになります。この状態になると全体が枯死しています。

    下に落ちた緑や茶色の葉        枝の先端に残った枯葉
 

  取り付けた暖房装置は、温度調節付きの200W発熱器です。発熱器上には湿度を保つための水を入れる皿が付いていました。暖房で一番難しいのは、昼間は太陽光と暖房で暑くなりすぎるかも知れないことと、逆に夜は暖房が弱くて零下にならないかとの心配です。今後、最高最低温度計で温度の経過を観察しようと思います。春までなんとか数鉢のヘナが越冬してくれないかと思っています。越冬しないようであれば、日本でのヘナ栽培は無理とのことで来年からはヘナの栽培を諦めるしかありません。

    温度調節器付き発熱器         緑色をなんとか保つヘナ
 


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