日本の野外に普通にいるミツバチ、天敵のスズメバチと闘うとの話を聞いていました。まさに、その闘いを見ることができました。
朝、ミツバチを観察するため巣箱まで行きました。すると、巣門にミツバチ達が丸く団子になっていました。そのミツバチ団子を見ていると、スズメバチの顔がたまに見え隠れしていました。これが熱殺蜂球と呼ばれるミツバチ団子のようです。一時間後に巣箱に来ると、ミツバチ団子はなく普通にミツバチが出入りしていました。巣門の下にスズメバチの死骸があり、アリがたかっていました。
スズメバチを丸く囲んでできたミツバチ団子(熱殺蜂球)
今回のスズメバチは小柄な黄色スズメバチです。より大きなオオスズメバチの場合、ミツバチ団子はもっと大きくなるのでしょう。
そこで、実験をしてみました。網でとらえて半死状態にスズメバチを巣門に置いてみました。すると、すぐに数匹のミツバチがやってきてスズメバチを巣門の下に落としました。元気なスズメバチでないとミツバチ団子はできないようです。体の小さなミツバチ達、みんなで協力してスズメバチに対抗しているのですね。
普段の巣箱の巣門 半死のスズメバチを置く 巣門下に落とされる
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