今年も福寿草が開花しました。去年も同じ頃開花しました。この福寿草は元々、東京の桧原村の山裾で自生していたものを古老にいただいたものです。その後10年以上東京の我家で育て続けたものを、一昨年山口県の我家に移植しました。園芸種のように派手な形でもなく色も普通の黄色です。
育てるのはなかなか難しいです。我家に三箇所植えましたが、一箇所は絶えてしまいました。一箇所は去年開花しましたが今年は花が出ません。初春から初夏まで日差しが毎日当たる場所で、かつ夏は日陰で乾燥気味の場所でないと育たないようです。また、雑草にも弱いようです。
今年も開花した福寿草、元々は東京都の桧原村産
開花した福寿草の周りをよく見ると、他にも開花しそうな福寿草がありました。梅の根元のこの場所は、福寿草が育つのに適している場所だったようです。福寿草以外にも咲いている花がないか調べると、ビオラが咲いていました。このビオラは10月に購入したもので、極安の売れ残り苗(5鉢100円)でした。苗を植えたのですが、家の補修時に工事をする人に踏み潰されて一旦消えました。しかし、嬉しいことに復活して小さな花を咲かせていました。
別の福寿草のつぼみ 踏み潰されるも復活したビオラの花
ひかり観音 調査編 に関する履歴です。それぞれをクリックしてください。以降は、実証編へ続く。
調査(1/5) 調査(2/5) 調査(3/5) 調査(4/5) 調査(5/5)
Eさんに撮影してもらった、ひかり観音からの光
11日9:30田布施町郷土館に私を含む4人が集合し、Ntさんの車に同乗して呉麓山のふもとまで行きました。そして、林道のひかり観音碑前に駐車しました。下車後、がれた急斜面の半ば獣道を登ってひかり観音まで行きました。時々日がさすとは言え、風が強い寒い朝でした。
ひかり観音碑の前に駐車 がれた急斜面の半ば獣道を登る
ひかり観音に到着すると、田布施街方面を眼下に見渡すことができました。しかし、城南方面は木が邪魔をして見下ろすことができません。調査の前に実験です。このひかり観音に降り注ぐ太陽の光を、鏡を使って関戸橋にいるEさんに向けて反射しました。
前回、石城山からの反射光の実験結果は良かったのですが、写真撮影だけでビデオ撮影をしていませんでした、。今回、Eさんにひかり観音からの光の様子をビデオ撮影してもらいました。冒頭の映像は、光る様子をEさんにビデオ撮影してもらったものです。Eさん、寒い強風の中での撮影ありがとうございました。
ひかり観音からの景色、Eさんのいる関戸橋に向けて太陽光の反射光を放つ
ひかり観音からの光の実験が終わると、ひかり観音の岩盤の調査をしました。とても大きな岩です。ざっと見ただけで、岩全体の表面が平らである特徴を持っていることに気がつきます。今回はその岩の表面の傾斜角と方角を正確に計測しました。
私1人では計測困難のため、Na君とNtさんに協力してもらいました。岩に鉄などの磁性成分が含まれていると磁石が乱れます。このため、岩から離して計測する必要があります。このため、方角測定時にNaさんに手伝ってもらいました。Ntさんには記録をお願いしました。Na君,Ntさん、寒い中ありがとうございました。
Na君に協力してもらい方角を計測中 計測値を記録用紙にメモ中のNtさん
驚いたことに、東を0°とすると、どの面もほぼ-15°(標準磁石値)でした。さらに傾斜角はどの面もほぼ70°(水平面に対して)でした。横5m縦1.6mほどの巨大な岩面が、平らで,同じ方角を向いて,しかも同じ傾斜角なのです。これだけ巨大で平らな岩面が、太陽光線を反射することはほぼ間違いないと思われます。特に雨上りなどはよく反射すると思います。
今回の計測値を元にして、田布施の各地で反射光がいつ頃見えるか計算しようと思います。なお、方角は標準磁石で測定しました。このため、西方偏位(7°位)を考慮する必要があります。
これだけ巨大な岩面が、平らで,同じ方角を向いて,同じ傾斜角
この平らで巨大な岩面が、どの程度太陽光線を反射するか反射率を計測する必要もあります。今回、照度計を持って行きましたが、太陽に雲がかかっているため数値が目まぐるしく動いて計測できませんでした。ざっと計測してみた反射率は5,000Lux/120,000Luxで4%位ではないかと思われます。そこで岩をたわしで磨いてみると、意外に汚れが落ちます。岩全体の汚れを落とせば反射率は8%位にはなるのではないかと思います。小さな手持ち鏡でさえ、ひかり観音から5km位離れた関戸橋で反射光がよく見えるのです。反射率が多少悪くても岩全体では相当な光度になるのではないかと思われます。今後、さらなる実験と検証をしようと思います。
たわしで洗うと、岩の汚れが落ちる 岩の下にお賽銭の瓶
A:他から持ち込みの石 B:岩と同じ石
調査を終わって岩の下に瓶があることに気がつきました。その瓶の中には、お賽銭と思わせる貨幣が何十枚も入っていました。その貨幣の鋳造年を見ると、昭和50年前後が一番多く、最新のものは平成17年でした。その瓶は、二つの石の間に置かれていました。ひとつは明らかに他の場所から運び込んだ石。そして、片方は周辺の岩と同じ石でした。このひかり観音は、昔から地元西山付近の方々に敬われてきたのではないでしょうか。調査を終えて帰るとき、来た道に戻らないでそのまま進み妙見神社に立ち寄りました。みなさん、寒い中お疲れ様でした。
ひかり観音の調査を終わって、昼食しながら談笑
左よりTさん、観光協会のNa君、郷土館館長のNtさん、私撮影
その後、Eさんと喫茶店で合流して反省会
このところ天気があまりよくありません。東京に住んでいる家内に電話すると、だいぶ雪が積もっているため通路の雪かきなどが大変だそうです。私もよく東京で雪かきをしました。子供が小さい頃は、雪でかまくらを作って遊んだものでした。ところで、雪国では雪は日常のことですので驚くことはないのでしょうが、東京は雪に対する備えが甘いのでしょうね。
先日麦踏みをした麦畑に肥料をまきました。大規模な農園ではないので、私は人力の農機具を使って肥料をまいています。今回使用したのは麦や陸稲の種まきもできる手押し式の機械です。エンジンなどの動力ではなく人が押して使いますので故障知らずです。また、ほど良い運動にもなりますので健康にも良いです。
手押し機械の中に肥料を入れる 肥料を入れ終わると蓋を閉める
この手押し式の機械は、もともとは田んぼに麦の種をまく機械です。麦粒と同じ大きさの肥料粒を入れて使えば肥料をまくこともできます。この人力機械を使っている人は、全国的にみても私ぐらいのものだと思います。そもそもこの人力機械は昭和20~30年代に使われたもので、今や博物館行きの代物です。でも、この手押し式の機械は私の身の丈に合っているので、末永く使おうと思っています。
手押し式の人力機械で、麦畑に肥料を散布
この手押し式の機械はとても古いので、ときたま機嫌が悪くなります。今回も少しばかり故障しました。チェーンの部分に土が付着して動きが硬くなり、回転軸が外れてしまいました。しかし、構造が簡単な機械です。原因の土を取り除いて、元のように軸を取り付けました。
最新型の機械は驚くほど効率が良いものです。しかし、一旦故障すると私のような素人では手に負えません。故障修理の費用も馬鹿になりません。このため、私は古い耕耘機を修理したり古いトラクターを修理しながら永く農園管理に使っています。修理をよくするためか人が聞きつけて、時々故障修理を依頼されることがあります。機械にしてもラジオにしても、直して喜んでもらえるとお金に変えがたい嬉しさがあります。
軸が外れた手押し式機械 軸を元のように直した手押し式機械
手押し式機械での肥料散布が終わると、肥料の散布状況を確認しました。すると、下図のように麦の株すぐそばにちゃんと肥料がまかれていました。手で押している時は、押す方向を間違えないように前を向いています。このため、いちいち散布状況を確認できません。3月末頃にもう一度肥料をまいて終わりです。そして、その頃に麦の株元に土寄せをする作業があります。今年も麦がたくさん収穫できるでしょうか。
〇:麦の株元にきちんとまかれた肥料
この古い東芝製トランジスタラジオ 7TL-204Sの修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/8) 修理(2/8) 修理(3/8) 修理(4/8)
修理(5/8) 修理(6/8) 修理(7/8) 修理(8/8)
中波のトラッキング調整が終わったため、今度は短波の調整をしました。そこで、ラジオ正面から見て右上にある中波/短波切り替えスイッチを押して、短波に切り替えました。ところが、切り替えスイッチを押すとガリガリと雑音が出ます。永い間に切り替えスイッチの接点が汚れたのか錆びたのかも知れません。接点不良が軽減するように、何回もスイッチを押しました。しかし、切り替え時のガリガリ音はあまり変わりませんでした。
「SW」マークが出ると短波受信モード 中波/短波切り替えスイッチ
中波/短波切り替えスイッチのガリガリ音はあまり変わらないのですが、切り替えは正常にできるようです。そこで短波に切り替えて、短波のトラッキング調整に入りました。中波と同じように調整しました。短波は中波と比べて、ほんのわずかに回すだけで大幅に感度や受信周波数が変わります。このため、微妙にゆっくりと回して調整しました。中波の場合は普通のドライバーでも調整できますが、短波は専用の調整ドライバーを使わないとスムーズに調整ができません。
トラッキング調整用の専用ドライバーを使って調整 〇:調整箇所
まず、最も低い受信周波数は、4.1MHzでした。規格は3.9MHzです。局部発振コイルがネジロック剤のため動かすことができず、わずかに高いのですがぎりぎりOKとしました。
最も低い受信周波数位置 SGで4.1MHzが最低
次に高い周波数を調整しました。規格では12MHzですが、11.4MHzとなりました。やはり、局部発振コイルを動かすことができないため、わずかに低いですが実用上問題ないためこれでOKとしました。夜にバーアンテナを伸ばして受信すると、韓国,中国などの短波放送が次から次に入りました。
次回は、ラジオを綺麗に磨いて修理を終えようと思います。
最も高い周波数位置 SG上では11.4MHzが最高
全国的な大雪ですが、この田布施も雪が降りました。去年はお正月に積雪がありました。昨夜から断続的に降っていたため、朝は積もるだろうと思っていたらその通りでした。しかし、午後からは晴れて気温が上がったためほとんど溶けてしまいました。
午後には全て溶けてしまった、薄く積もった雪
私が小学生の頃はもっと雪が積もっていました。私の家は牧場を経営していたため、広い牧草地が一面雪面になることがたびたびでした。スキーの板があれば、滑ることができたはずです。
リンちゃんはさすがに寒いのか、電気暖房付きの新築猫小屋の中にこもっています。この暖房付き猫小屋は正解でした。リンちゃんはすっかり気に入って、夜や早朝の寒い時は必ず小屋の中に入って丸まっています。
椅子やテーブルに積もった薄雪 猫小屋で丸まっているリンちゃん
午後から日が照るようになり、わずかに暖かくなりました。そこで、近くのお店に行って今月末に植え付けるジャガイモの種芋を購入しました。購入したのはキタアカリ,メークイン,インカのめざめです。メークインはカレー用、他はポテトサラダ,肉じゃが用などのつもりです。種芋を植え付けるまでの約3週間、天気が良い日には日光に当てようと思います。そうすると、黒っぽい芽が生えてきます。このようにして浴光催芽処理をしようと思います。去年は植え付けが遅れたため、今年は2月末か3月初めに植え付けようと思います。
購入したジャガイモの種芋、左からキタアカリ,メークイン,インカのめざめ
ところで庭のあちこちをよく観察すると、春を待つ植物が少しずつ顔を出しているのが分かります。クロッカスとチューリップがすでに小さな芽を出しているのに気が付きました。クロッカスは花芽ではないかと思われる白い包が見えていました。これまで色々な柄のクロッカスを栽培しましたが、だんだん紫色の花が多くなりました。紫色の花を咲かせるクロッカスが一番強いのでしょうか。チューリップは一昨年から整理しています。今年はどんな花が咲くか楽しみです。
3月に花が咲くクロッカス 芽が出てきたチューリップ
2ヶ月位前にオリーブを採種して、灰汁であく抜きを始めたオリーブ。ようやくあくが抜けたようです。かじってもそれほど苦みを感じなくなりました。それにしても、オリーブのあくは、なかなか抜けないのですね。小川に浸けておいた方が良かったかも知れません。来年は、小川の流水に浸ける方法も試してみようと思います。どんぐりのあく抜きも大変ですが、煮る方法をとることができるのでオリーブよりは楽ではないかと思います。
約2ヶ月間灰汁に浸けていたオリーブを洗い出す
灰汁の中からオリーブをザルに取り出して、流水で実を洗いました。あく抜きを開始した時に比べて、ややくすんだ緑色になっています。そして、黒い実は相変わらず黒いままです。実を綺麗に洗うと、まばらに変色した実,柔らかすぎる実,そして小さな実は捨てました。
漬ける塩水は海水を使ってみました。海水は平生町の佐賀付近の海岸で採水しました。海水は濃度3%位ですので、丁度良いのではないかと思います。試食して塩分が濃いようでしたら、濃度2%程度の塩水に作って入れ替えようと思います。
醜く変色した実などは廃棄 海水を入れた瓶に実を入れる
3月初めに東京に行く予定ですが、その時に家内に試食してもらいます。食べることができるのか未知数です。その前に一度、市販されている塩漬けオリーブを購入して、自己判定しようと思います。結果が散々だった場合は、今年の晩秋にあく抜きをもう少し工夫してみようと思います。ところで、今のままでは種があり食べにくいです。種抜き器が欲しくなりました。
瓶に入れた海水に浸したオリーブの実
先日仮漬けした白菜を本漬けしました。白菜の重さに対して3%の食塩を使っての仮漬けでしたが、このままでも美味しく食べることができます。一部は本漬けしないで食べました。本漬けには、刻んだ赤唐辛子,刻んだ昆布,そして刻んだニンニクの葉を使いました。
仮漬けで出た塩水を取り出しその中に、具材にする唐辛子,昆布,そしてニンニクの葉を浸しておきました。その間、仮漬けした白菜をボールに取り出しておきます。しばらくして、塩水に浸した唐辛子と昆布などを白菜に絡めるように混ぜ込みしました。
塩水をボールに取り出して、唐辛子,昆布,ニンニクの葉を浸す
具材を白菜に絡め終わると、桶にその白菜を詰めました。そして、その桶を暗く冷たい倉庫の隅に置いてから重石をのせました。来週頃には唐辛子と昆布などが白菜に染みこんでいると思います。美味しい白菜漬けが出来上がるでしょうか。
具材を白菜に絡める 桶に白菜を詰め込む
4日から田布施町郷土館で働くことになりました。この日の午前中、私の母校である麻郷小学校の3年生が勉強に訪れました。そして、郷土館に収蔵されている古い道具などについて勉強していきました。私は、10人ほどをお相手に説明をしました。
私が子供の頃(昭和30年代初期)に普通にあった、農具,生活用具,物産などについていろいろと説明しました。黒電話は実際に指を入れて回してもらいました。これらの古い道具を見て「お婆ちゃんの家にある。」などと言う子がいました。つい最近まであったブラウン管式テレビを知らない生徒がいるのには驚きました。今は薄型液晶テレビで全てボタン式リモコンですので、分からないのも無理はありません。世代のギャップを感じました。
今回見学に来た子供達、心身共に立派に成長して欲しいと思います。
郷土館のメンバー、左から私,館長のNさん、そして,Hさん
ひかり観音 調査編 に関する履歴です。それぞれをクリックしてください。以降は、実証編へ続く。
調査(1/5) 調査(2/5) 調査(3/5) 調査(4/5) 調査(5/5)
11日、ひかり観音を再調査に行くことになりました。その前に、これまでに分かっている知識(去年行った時のGPS情報や先日行った時のひかり観音の岩の写真など)で、ひかり観音が太陽光を田布施方面に反射している可能性を、素人ながら数学と天文学で机上で検証してみました。
まず、ひかり観音に当たった太陽光が何度の角度(仰角)で田布施方面に照射しているか計算しました。三角関数のtanを使って計算できます。ひかり観音の高度270m、ひかり観音から田布施市街までの距離5.6kmを元に仰角は2.8度と算出されます。次に岩の写真から傾斜角を計りました。約30度です。なお、岩は真東に向いていると仮定しました。
これらの計算式から、太陽が真東に角度63度位に登った時に、田布施方面に太陽光が反射されることが予測されます。
ひかり観音から田布施までの仰角2.8度 岩の傾斜角は約30度
次に太陽の動きから、真東に63度の角度で登る日付を求めます。ひかり観音の北緯は33°57'35"で、東経は131°59'53"です。この情報から太陽の動きを求めると次のようにグラフになります。このグラフを見ると、当然ながら冬至は最も高度が低い天空のコースをたどり、夏至が最も高度が高い天空のコースをたどります。高度が63度に達するコースは4~8月頃しかないことが分かります。
ひかり観音から見た、一年を通して見た太陽の高度の一日の動き
次に、ひかり観音の岩の向きを真東と仮定すると、太陽が真東の高度63度になる日付を求めます。すると、下のグラフの黄楕円の右端付近に相当することが分かります。つまり、夏至に太陽が高度63度付近ある午前10時頃にひかり観音から真東マイナス10°のラインで光が見え、さらに11時頃にかけて光が見える位置が北西に移動することが分かります。
ひかり観音から見た、一年を通して見た太陽の方角の一日の動き
以上のことは、最初にひかり観音の東北東(田布施のやや北側、波野など)で見え始め(下図のA地域)、太陽が上昇するにつれて光が見える位置が移動し、今度は田布施街の北東(城南側)で見え始めるようになるだろうことが分かります(下図のB地域)。さらに距離と入射角の関係から、田布施街より城南の方が光が強く(約4倍)しかも長い時間(約2倍)光ると思われます。これは、ひかり観音が城南の伝説として残っていることと関係があるかも知れません。偶然のことでしょうが、ひかり観音の真東の方向に国森古墳と八坂神社があります。
以上のことは机上のことですが、ひかり観音が真東よりわずかに南向きで、傾斜角が30度よりもわずかに緩い場合は、光が見える範囲が田布施街の南側(下図のプラス10°の方向)に広がることが分かります。
ひかり観音はとても大きな岩ですので、岩の部位によって傾斜角や向きが微妙に異なると思います。11日に正確に調査すれば「古代の光」の信憑性がより精査できると思います。
なお、ひかり観音を、高さ270mで影の長さが5.6kmの巨大な日時計にたとえる事ができます。夏の太陽の動きは早いので、その影の先端の動きはとても速いと思います(人が早歩きする速度?)。光が見えたとしても数分程度ではないかと思われます。
この古代の光が本当だったと仮定すると、古代に田布施に暮らしていた人々は、住んでいる場所ごとに毎年決まった時期に光が見えたのではないでしょうか。毎年同じ時期に正確に光れば、農作業の基準になったかも知れません。ただ残念なことに、ひかり観音の城南側は木が茂っています。このため、光は城南側からは見えにくいと思われます。
ひかり観音による太陽の反射光が見えやすい箇所の推定
この古い東芝製トランジスタラジオ 7TL-204Sの修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/8) 修理(2/8) 修理(3/8) 修理(4/8)
修理(5/8) 修理(6/8) 修理(7/8) 修理(8/8)
小雨が降って農作業ができないため、修理途中の古いトランジスタラジオを引き続き修理しました。
このラジオ、ひととおり音が出るようになったためトラッキング調整をしようと思います。まずは、SGで1000HzでAM変調された455kHzの電波を注入してシグナルトレーサーで中間周波増幅部をチェックしました。その結果どの部分も、想定内範囲でした。なお、中間周波トランスはロウで固めてあるためさらに調整はできませんでした。
オシロスコープで確認するときれいな波形が出ますので、無理して調整することもなさそうです。古いトランジスタラジオでは、無理するとこのトランスのコアが欠けることがあるためです。
シグナルトレーサーで高周波部の各部をチェック
次にトラッキング調整する局部発信コイルのコア調整部やトリマーコンデンサの位置を確認しました。それらを覆う金属板を外して、その場所を確認しました。調整しやすいように中波用と短波用が綺麗に並んでいました。
トラッキング調整前に金属板を外す 上下にトリマーコンデンサなどが並ぶ
並んでいた調整用のネジ類を見ると、出荷時にネジ固定用のネジロック剤が塗布されていたようです。しかし、修理か何かで無理して回した痕跡がありました。特に中波用の発信コイルのコアネジが無残にもネジ山がつぶれていました。平ドライバーで回らなかったため、ペンチで摘まんで回したようです。こうなると、もう平ドライバーで回すことができません。
〇:ネジ山がつぶれた中波用発信コイル、平ドライバーで回せない
修理時に調製することを考えると、ネジロック剤を使うのは止めた方が良いようです。とは言え、私がテレビ製造工場で働いていた時、このネジロック剤で止めていたことを思い出しました。幸い局部発振コイルのトリマーコンデンサと同調回路に平行のトリマーコンデンサは平ドライバーで回すことができました。局部発信コイルもペンチで摘まんで調整できました。
トリマーコンデンサの位置確認 オシロスコープで見た中間周波の波形
トランジスタラジオのトラッキング調整するにあたって、このラジオでは次のように制限がありました。バーアンテナの同調コイルがロウで接着していることです。このため、局部発信コイル側のトリマーコンデンサ,同調コイル側のトリマーコンデンサ,そして局部発信コイルのコアの三つしか調整に使えません。ちなみに、バリコンはトラッキングレスではありません。
ロウ付けされた中間周波トランス ロウ付けされて動かせない同調コイル
まず最初、中波のトラッキング調製をしました。次の三点の周波数がほど良く聞こえるように調整しました。600kHz,1000kHz,1600kHzです。主に、600kHzは局部発信コイル側のトリマーコンデンサで、1600kHzは同調コイル側のトリマーコンデンサで調整しました。これら三点の調整を何度か繰り返すと、どの周波数帯域も良く聞こえるようになりました。
A:局発トリマーコンデンサ,B:発信コイルのコア,C:同調トリマコンデンサ
上図A,B,Cの回路図上の位置 橙色は中波、黄色は短波
トラッキング調整の結果、低い方は525kHz~高い方は1640kHzの範囲でラジオ放送が受信できるようになりました。規格は540~1600kHzですので十分です。低い方がやや感度が良いようです。ただ、古いトランジスタラジオのためかサーと言う小さな雑音はボリュームを絞っても相変わらずです。以前直したgeneral製トランジスタラジオ6G630もやや雑音が出ていました。創世記のトランジスタはやや雑音が出やすいのでしょう。低周波増幅初段の2S14を低雑音用に取り替えれば改善すると思いますが、普段使わないラジオでもあり、実用上問題ないため止めました。
低い受信周波数525kHz 高い受信周波数1640kHz
ウォーキングで時々ご一緒するYさんから、田布施まるごと公園化プロジェクトの一環の桜の苗木を一本いただきました。いただいてすぐにその苗木をどこに植えようか、クワを持って庭などをあちこち歩きました。すると、畑を耕していたSさんに出会いました。そして「ここがいいんじゃない?」などと談笑しながら、苗木を植える場所を決めました。
植樹した桜の苗木 直径1cm程度の幼い苗木
植えた場所は、高塔地区の方がよく通る道端の畑です。Yさん、わざわざ桜の苗木を我家まで運んでいただきありがとうございます。Sさんと大切に育てようと思います。5年後頃の開花期、この桜の前を歩く人を引き付けるのではないでしょうか。
5年後10年後、どんな立派な桜に育っていることでしょうか
ひかり観音 調査編 に関する履歴です。それぞれをクリックしてください。以降は、実証編へ続く。
調査(1/5) 調査(2/5) 調査(3/5) 調査(4/5) 調査(5/5)
11日、ひかり観音の詳細な調査に行こうと思います。その前に、もし古代に光っていたならば、どのような光になるか、またそもそも見えるのかどうかを今回実験してみました。
古代では、ひかり観音からの光が今の田布施菅原天神付近に届いたようです。その距離約5kmとほぼ同じ、石城山~関戸橋間で実験しました。その実験、Eさんに協力していただきました。私が石城山から鏡を使って太陽光を関戸橋方面に反射して、瀬戸橋にいるEさんにその光がどのように見えるか確かめてもらいました。
関戸橋からひかり観音を見て 関戸橋から石城山を見て
まず、練習としてさくら橋から関戸橋まで太陽光を反射して、関戸橋にいるEさんに確認してもらいました。ついでに、太陽光を正確な位置に反射するために私が作った治工具のテストも併せて行いました。その結果、どの治工具も光がよく見えたそうです。下画像はその時、Eさんが撮ったデジカメ画像です。
関戸橋から見たさくら橋からの光、眩いほどよく見える
さくら橋での練習が終わると、石城山に登りました。ところが、石城山は木が茂っていて関戸橋が見えません。そこで石城山からなんとか見える田布施町スポーツ公園へ、Eさんに移動してもらいました。移動したことを確認すると、実験を開始しました。
なお、ひかり観音は呉麓山の東斜面にあるため午後から太陽の光が当たりません。ひかり観音で同じような実験をする場合は午前中に限ります。
ひかり観音に関する実験、今回B地点からY地点に光を送る
石城山頂上から田布施スポーツ公園まで、直線で約5kmあります。そのスポーツ公園グラウンドの階段に座るEさんに向けて、太陽光を正確に反射させました。風が吹くと体が揺れたり鏡を持つ手がゆらゆら動くので、狙いを定めるのがとても大変でした。
その実験の結果、石城山からの光が驚くほどよくチカチカと見えたそうです。ついでに、正確に光を反射するための三種類の治工具をテストすると、穴型と凹型は同じようによく見えたそうです。凸型は最初光が見えなかったそうです。11日、ひかり観音調査時には穴型と凹型のものを使おうと思います。
私は、双眼鏡を使わないと光が見えないのではないかと思っていました。そのため、Eさんに双眼鏡を持ってきてもらいました。しかしながら、肉眼で十分見えたので結局双眼鏡は不要でした。ひかり観音は鏡より何十倍も大きいので(畳3,4枚分)、反射率が多少悪かったとしても十分に太陽光を反射すると思われます。
石城山から見えた光、肉眼で視認可(スポーツ公園から撮影)
先日、我家前の庭木を4本伐採しました。伐採した庭木は常緑樹で、小さい時はよかったのですが、大きくなると日陰で一階には日が当たらなくなります。冬の間は困ります。伐採して日当たりを良くした結果、部屋が明るくなり暖かくなりました。その庭木の伐採跡にアメリカフウ(和名:紅葉葉楓)と呼ばれる落葉樹を2本植林しました。この樹は大木になるようですが、落葉するため冬でも部屋に日が差し込みます。
植樹したアメリカフウ(和名:紅葉葉楓)の苗木
伐採しているのは庭木だけではありません。しいたけ栽培の原木にするためのこならの樹も伐採中です。
30日、田布施で自然菓子工房,そして平生でこびとのおうちえんを運営しているOさんが、伐採中の畑にみえました。しいたけ栽培する原木を探しているとのことでしたので、伐採して倒している1本と隣りに生えている2本を差しあげることにしました。
Oさん,Eさん(お孫さんがこびとのおうちえんに通園),そして私の3人で、最近の子供が育つ環境などについていろいろお話しをしました。また、小麦,サトウキビ,山の遊び場などについても談笑しました。今後ともよろしくお願い致します。
私とOさん、小麦畑とこなら林の前で 倒した1本と隣りの2本を原木に
ところで、この小麦畑隣りのこなら林をこれから少しずつ変えようと思っています。下画像で、左側の列はしいたけ原木用として今後も20本位を残します。右側の列にはメイプルシロップを採取できる砂糖カエデを10本位植えようと思っています。とりあえず、砂糖カエデ苗を2本購入しています。5年位をかけて、右1列を砂糖カエデに統一しようと思っています。
将来、左1列をしいたけ原木用に、右一列を砂糖カエデに