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新型、恐るるにたらず

2010年10月18日 | 雑記帳
 去年の今頃のメモを見ていたら、「新型インフルエンザ」のことが頻繁に書かれていた。

 濃厚接触者、マスク着用…毎日のように、いろいろと話をした記憶がある。
 本校で最初の「学級閉鎖」という処置をとったのが、10/22。それからどうにか学習発表会は実施したもの、二カ月近く悩まされたと記憶している。
 学期末のPTAでは確か二学年が閉鎖していた。

 今となってみれば、そんなに大騒ぎするべきだったのか、と思うこともあるが、将来もし毒性の強い新型が出現し、流行が心配された場合のいい前例にはなったはずだ。いずれにしろ、その記録や記憶を粗末にはできないと思う。

 ところで「新型」というえば、何気なく見ていたテレビニュースで「新型うつの増加」といったことが言われていた。
 簡単に言うと「仕事に気がのらない、休日はいいのだが…」ということらしい。検索してみると、ずいぶん以前からそういう言葉はあるのだという。

 なんでも「うつ」と言えば通用するのか、と声を出したい気持ちもするが、それはさておき「新型」というのは便利だなあと改めて思う。
 よく考えると「何が新しいのか」「どの部分がどの程度新しいのか」ということを、はっきりするべきで、なんでもその言葉で括るのは考えものだろう。
 「新型うつ」でも、こんなサイトがあるのでわかりやすい。
 http://heartland.geocities.jp/singatautu/

 そもそも「新型」とは、まったく新しいということを指すわけではないんだなあ、と改めて思う。
 もし、まったく違うものであれば、それなりに命名すべきだし、言ってみれば、それまでの橋渡し的な役割を果たしたり、代名詞的に使われたりということだろう。
 
 名づけられていないと安心しないから、「新型」と言って取りあえず仲間分けをしておいて、そこからどう動いていくかは、その新しい部分がどう使われていくか、にかかっていくわけです。
 新型○○と銘打ちながら、そのまま旧型になるものもあるわけですよ。

 うーん、自分自身としては納得できる。
 なんだか、去年のことからずいぶんと離れてしまった。