すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

大好きな季節が終わって

2010年11月01日 | 雑記帳
 先々週に出した学校報にも書いたのだが、学校のこの時期が一年間で一番好きだ。

 学習発表会に向けて、それぞれの教室から声が聞こえてくる毎日。
 発表に使う道具類や準備の物が校内のあちこちにあったりする。揃わなかったり、はみ出したりしている物もあるが、そのほどよい雑然さのある風景がまたいい。

 他の行事や活動以上に、学級や学年で一体感を持って取り組めるのがこの発表会と言えるだろう。
 学芸会、学芸発表会、学習発表会…その名前は時代や勤務地によって変遷してきたが、自分が向き合ってきた姿勢はいつも同じであった気がする。

 子どもは表現する者だし、そこに何かしらの価値をぶつけて表現をより高くし、他者に伝えること。同じ空間で過ごす者とともに作り上げる過程を通して、共鳴しあう感覚を体験させること。
 ちょっと気取って文章化すれば、そんなところだろうか。

 担任から離れた頃は、ああ自分の学級でやりたいという思いはかなり強かったが、徐々にダウンしていくのは仕方ない。
 それでもどこかでかかわり合いたくて、シナリオつくりを手伝ったこともあった。全校用群読を提示したこともあった(今年もそれは出来た)。
 きっと何かしらの形でそこに加わっていたい、という気持ちは、自分がこの仕事を選んだ一つの理由かもしれない。

 さて、今年は練習時からずいぶんと写真を撮った。昨年は新型インフルエンザ騒ぎの渦中だったので控えたが、その分ずいぶんと今年は欲張ったように思う。

 →学校ブログ

 その連載もあと少しで終了。ちょっと寂しさを感じている。