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遠くに目をやる金曜日

2012年12月14日 | 雑記帳
 今日は除雪車の音で目を覚まさなくてもいいなあ、と思っていても、年齢相応?に4時半になるともう寝付けないということがわかる。

 そういえば、今週は「ふたご座流星群」が見られるとラジオでも言っていた。チャンスかと思い、窓越しに外を見ると曇り空ながら星も見えるではないか。

 四日ぶりに積雪のない朝、そんなに寒くはないがやはり路面は凍結。長靴で歩く度に、ガリッ、ミシッといった音が響くほどだ。

 撮れないとは知りつつ一応カメラを持ち、確か東北東の空とか言っていたなあと見上げてみると、あっ、あっあの線のようなものは…さっそくゲットかあ、などと思ってはみたが、これが実は電線が何かに反射しただけという、お笑い草の結末だった。

 しかし、その後の十分程度で四度ほどの流星を目にする。
 「群」とは言えないが、久々に遠くに目をやる時間を持てたことで気分がいい。


 さて、7時。
 路面は凍結だが、ポイントになる箇所は融雪剤がまかれているから濡れているだけで今朝の通勤は楽だった。
 今週続けて聴いているFM番組にじっくり耳を傾けられる気もする。

 http://www.tfm.co.jp/ch/index.php?blogid=39&archive=2012-12-7

 今回ほど決めあぐねる選挙はないと感じていたので、この番組の特集は少し興味を持った。
 「消費税」「TPP」「原発」「東京オリンピック」「安全保障」が五日間のテーマである。「オリンピック」開催のレベルは同程度でもない気がするが、取り上げたのはスポーツ系のキャスターということもあるのだろうか。

 それぞれの回で解説をしている識者の立ち位置を知らないままで語るのは、誘導されただけに見えるかもしれない。しかし個人的にはなかなか的をついているように聴いた。

 漠然と感じたことは、今争点となっている「消費税アップ」「TPP交渉参加」等々を選択しても選択しなくとも、要はその後次の手をどうするか、何のためにそれをするのか明確にできるかどうか、にかかっているような気がする。
 公約と掲げられていても、選挙後すぐに取り消される(骨抜きにされてしまう)ことが当然のような予測さえ出ている。
 
 そこで見抜けなければならないのは何か。
 人か、組織か、はたまた歴史の教訓か。

 自分は今まで何を選んできたのだろうか。
 選ばれた責任と同程度に、選んだ責任を考えたことはなかったかもしれない。
 当選落選は重いことに違いない。
 しかし一個人として、選んだことでストップしないことが何より肝心だ。

 自分以外の「遠くに目をやる」、そういう眼差しの強い人に一票を投じ、責任を果たしたい。