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祝20周年…祝じゃないだろっ

2013年04月09日 | 雑記帳
 年度当初から不謹慎とは思えど、雨の日が嬉しい。

 同感の人も少なくないだろう。
 ザ・花粉症である。

 発症した日のことは今でも覚えている。
 その4月某日は、後日のニュースで「昨年飛散した全部と同じ量が、一日で飛散した」とされた日だった。
 一年生の下校指導があり何人かを引き連れ、徒歩で田んぼの多い道を歩いた。近くの低い山から吹き下ろす風もあったように思う。

 翌日、かゆみや頭痛が襲ってきた。
 花粉症デビューであることはすぐわかった。
 その日からの下校指導は、レインコートの襟をたて大きめのマスクをするという、いわば不審者ルックといういでたちであった。

 この格好で、可愛い一年生と町内を歩くのだから,ちょっと目が集まった記憶がある。

 それが、ちょうど20年前であることを、鼻水がたれてきて眠れない夜中にふと思い出した。

 ずいぶんと長い間悩まされてきたものだ。


 そういえば…と思いだしたのもちょうど10年前のこと。

 2月上旬から4週間ほどの中央研修があった。つくばの研修センターだった。始まって一週間ほど経ったころから花粉症らしき症状が出た。
 確かに2月も中旬を過ぎると、関東だったら場所によってはあり得ると納得。私以外にもぽつぽつとマスク姿も見えるが、本当にわずかだ。
 やはり自分は重症なのだろうなあ。

 講座等が続くときに夜眠られないのはきつい。
 もちろん目薬、点鼻薬などは常備しているが、ますますきつくなる一方だった。
 一週間ほど朦朧とした感じで頑張ってみたが、どうにも我慢がならない。

 そこで、かねてより目をつけておいた!宿泊棟の階ごとに設けられている談話室にある空気清浄機を、夜中に独占させてもらう作戦に出ることにした。
 夜、皆さんが寝静まってからそろそろと借用に出かけ、起きたらすぐ返すということで…と勝手にルールを作り、部屋に持ち込むことにした。
 寝静まった廊下を、寝間着姿でこそこそと空気清浄機を運びこんだ。

 その効果はというと…、作動音は結構するが、その音が花粉をぐんぐん吸ってくれる(ようなイメージな)ので、ぐんと睡眠が深くなった気がした。
 もちろん日中のかゆみなどは続いたが、その日からなんとか真面目な研修へと立ち直ることができた。

 書いてみると、結構笑える記憶ではある。

 それにしても祝20周年、いや苦節20年。
 いつまで続くのか。
 まだ身体は枯れていない証拠と思うことも可能だが、どうにも酷い日が続く。