先週は逃がしてしまったが、今回のNHK連ドラ『あまちゃん』は続けて見ようと思っている(録ってまとめてということになるが)。
前回、遊川和彦でコケテしまった?連ドラが、宮藤官九郎で挽回できるか、ちょっと楽しみである。
初週を見て、当然話題になるだろうと思ったのが、あの言葉(方言?)だった。
案の定である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00000008-ykf-ent
この「じぇじぇじぇ」のリズムの良さ、その折の表情と相まって発せられる応用範囲の広さは、さすがだなあと思った。
秋田弁民間研究家を自称する(っていつから?)私としては、隣県言葉?が注目されて少し悔しい気持ちになった。
そこで、秋田弁でも同様の言い回しがないか、思い起こしてみたが……。
こんな感じのものは、どうにも浮かんでこない。
「エッ」や「ゲェッ」「アリャリャ」はどう考えても共通語だろうし、「ナエデガ」は驚き以外でも使うだろうし、とにかく短音的で驚きを表わすものがあるのだろうか。
頼りの『秋田のことば』にもちょっと見当たらない。
それで諦めるのも半端なので、一応「驚く」という動詞の秋田バージョンを挙げておく。
タマシホログ
テドケス
トンジンマグル
ドデンスル
と代表的な言い方を挙げたが、自分なら「ドデンスル」の区域である。
さて、驚きとは少しニュアンスが違うが、「ギャ」という言い回しがある。
「ソレナバ、ギャダベェ」(それはあんまりだ)というような使い方だ。
当然『秋田のことば』にあるかと思ったら、実はぴったりの見出しはなくて、次のように載っていた。
ゲダ
「あんまり」だ、という意味である。
「ゲ」は「ガイ」から来ているらしいし、「ゲ」も「ギャ」もニュアンスが似ているように感じるのは、自分だけだろうか。
たぶん、私及び周辺が使っている「ギャ」は「ゲ」と同類だ。
もう一つ、私は使ったことがないがこういう言い回しが載っている。
ギョーガダ
これも「あんまり」と訳されているが、実に面白い解説が記されてるい。
「ぎょう」はひどい、えらい、大げさなどの意で、中世末から用いられ、「ぎょうさん」などの語のもとになっている。あんまりだの意の「おかだ」を添えて、「チョーあんまりだ」のニュアンスを生もうとしたものと見られる。
「チョーあんまりだ」とは……。
言葉というものは、いつの時代にあっても組み合されたり、生みだされたりしていくんだなあと思う。
さて、めくっていたら、これを見つけた。
ゲァダ
「ひどく」「とても」という意。こちらが「ギャ」かな。
いずれにしても、ここにも「ガイダ」と記されているから先ほどの「ゲダ」もほとんど変わらない。
「じぇじぇじぇ」でなくとも「ぎゃぎゃぎゃ」でも…と思うが、語感的にはちょっと分が悪い。
前回、遊川和彦でコケテしまった?連ドラが、宮藤官九郎で挽回できるか、ちょっと楽しみである。
初週を見て、当然話題になるだろうと思ったのが、あの言葉(方言?)だった。
案の定である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00000008-ykf-ent
この「じぇじぇじぇ」のリズムの良さ、その折の表情と相まって発せられる応用範囲の広さは、さすがだなあと思った。
秋田弁民間研究家を自称する(っていつから?)私としては、隣県言葉?が注目されて少し悔しい気持ちになった。
そこで、秋田弁でも同様の言い回しがないか、思い起こしてみたが……。
こんな感じのものは、どうにも浮かんでこない。
「エッ」や「ゲェッ」「アリャリャ」はどう考えても共通語だろうし、「ナエデガ」は驚き以外でも使うだろうし、とにかく短音的で驚きを表わすものがあるのだろうか。
頼りの『秋田のことば』にもちょっと見当たらない。
それで諦めるのも半端なので、一応「驚く」という動詞の秋田バージョンを挙げておく。
タマシホログ
テドケス
トンジンマグル
ドデンスル
と代表的な言い方を挙げたが、自分なら「ドデンスル」の区域である。
さて、驚きとは少しニュアンスが違うが、「ギャ」という言い回しがある。
「ソレナバ、ギャダベェ」(それはあんまりだ)というような使い方だ。
当然『秋田のことば』にあるかと思ったら、実はぴったりの見出しはなくて、次のように載っていた。
ゲダ
「あんまり」だ、という意味である。
「ゲ」は「ガイ」から来ているらしいし、「ゲ」も「ギャ」もニュアンスが似ているように感じるのは、自分だけだろうか。
たぶん、私及び周辺が使っている「ギャ」は「ゲ」と同類だ。
もう一つ、私は使ったことがないがこういう言い回しが載っている。
ギョーガダ
これも「あんまり」と訳されているが、実に面白い解説が記されてるい。
「ぎょう」はひどい、えらい、大げさなどの意で、中世末から用いられ、「ぎょうさん」などの語のもとになっている。あんまりだの意の「おかだ」を添えて、「チョーあんまりだ」のニュアンスを生もうとしたものと見られる。
「チョーあんまりだ」とは……。
言葉というものは、いつの時代にあっても組み合されたり、生みだされたりしていくんだなあと思う。
さて、めくっていたら、これを見つけた。
ゲァダ
「ひどく」「とても」という意。こちらが「ギャ」かな。
いずれにしても、ここにも「ガイダ」と記されているから先ほどの「ゲダ」もほとんど変わらない。
「じぇじぇじぇ」でなくとも「ぎゃぎゃぎゃ」でも…と思うが、語感的にはちょっと分が悪い。