録画していたドキュメント番組『みんなの学校』を見た。
大阪市立南住吉大空小学校の教育活動を取り上げたものだった。
1時間番組で伝えられることは限られるし,編集意図もあるだろうから,安易に感心したり批判したりはできない。
しかし,発達障害と思われる子や問題傾向のある子を,他校から受け入れている現実をみるとき,それは相当の覚悟をもって経営されていることは想像できた。
そして何より共感できた言葉がある。
同級生に暴力をふるった子が校長に諭され,「もう絶対しない」と反省文を書いてくる。
その文章をみながら,校長はこう語る。(こんなニュアンスのこと)
「その子にとって,この一瞬は真実である。そういう一瞬,一瞬をどうつなげていくか,それが私たちの仕事である」
ここには,子どもの可能性を信じる,固定観念を持たず明日も働きかけるという,教職にとってとても大事な原則があると思う。
問題傾向は様々に区分される。反社会的,非社会的そして脱社会的…。
対応にはそういう分類も必要であり,方法を多岐に考えられる基盤になるが,子どもに向かう姿勢は揺らいではならない。
子どもの見方について,勤務校に野口芳宏先生をお招きしたとき直接尋ねた折の言葉を,時々思い出すように努めている。
「子どもはみんな『よくなろう』と思っている」
とことん信じ切れるか,それだけが唯一の視点である。
大阪市立南住吉大空小学校の教育活動を取り上げたものだった。
1時間番組で伝えられることは限られるし,編集意図もあるだろうから,安易に感心したり批判したりはできない。
しかし,発達障害と思われる子や問題傾向のある子を,他校から受け入れている現実をみるとき,それは相当の覚悟をもって経営されていることは想像できた。
そして何より共感できた言葉がある。
同級生に暴力をふるった子が校長に諭され,「もう絶対しない」と反省文を書いてくる。
その文章をみながら,校長はこう語る。(こんなニュアンスのこと)
「その子にとって,この一瞬は真実である。そういう一瞬,一瞬をどうつなげていくか,それが私たちの仕事である」
ここには,子どもの可能性を信じる,固定観念を持たず明日も働きかけるという,教職にとってとても大事な原則があると思う。
問題傾向は様々に区分される。反社会的,非社会的そして脱社会的…。
対応にはそういう分類も必要であり,方法を多岐に考えられる基盤になるが,子どもに向かう姿勢は揺らいではならない。
子どもの見方について,勤務校に野口芳宏先生をお招きしたとき直接尋ねた折の言葉を,時々思い出すように努めている。
「子どもはみんな『よくなろう』と思っている」
とことん信じ切れるか,それだけが唯一の視点である。