すぷりんぐぶろぐ

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そもそも論,網,意気込み

2014年02月11日 | 雑記帳
 愛される学校づくりフォーラムin京都 
 感想記① 


 午前の部「劇で語る!校務の情報化」は楽しく観た。多くの教員がレベルの差はあれ直面している課題だし,劇化はそれをより身近に感じさせるいい手法だと思う。劇団員の演技動作に関しては重きを置かず?PCを駆使して,イメージや説明を補う点が工夫されていた。それはお笑いの手法にも類似していると感じた。


 地域環境や学校規模のことが頭に浮かび,提案項目の実効性には差を感ずるものがあった。さらに今までも環境整備を訴えてきたが,あまりに高いハードルに少し萎えている気分もある。しかしここは根本に返って,提案骨子「校務の情報化は何のためにやるのか」という点をきちんと見つめてみようと思い直した。



 教育効果を上げるために仕事の効率化を図ろうとデジタルを使う。しかし,落とし穴に十分気を払う必要がある。今年度,文書作成に関して「昨年度文書→赤ペン修正→提案文書」というステップを踏んだ。それは素通りの踏襲を避けたいためだ。その危険性は今回の提案に関しても当てはまる。「網」は欠かせない。



 校務の情報化の本質を見失わないためには,身を任せる姿勢ではなく自ら使ってやろうという意気込みが欲しい。玉置先生の「科学の進歩はやだねえ。昔だったらこんなことやらなかったのにねえ」という本音?には深く頷くが,ある面一つの戦いとすれば立ち止まれない。鉄砲集団と騎馬戦では根本から戦術が違う。



 午後の部「楽しく授業研究しよう」。授業研究が自分にとってかなり大きい部分を占めていることを確認できた会だった。検討会の方法についてもずいぶん悩んできたから事前の関心は高かった。今回の検討法の提案は具体的であるがゆえに,その細部だけでなく,そもそも論として考えさせられることも多かった。