すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

煌言5~負の遺産を照らし合わせる

2016年01月06日 | 読書
☆学力を向上させるためには次の負の遺産を清算しなければならない。
 「新学力観の負の遺産」「戦後教育の負の遺産」
 これができなければ、「保護者の社会階層」間による子どもの学力の差が拡大するだけである。

 大森 修『現場の学力向上運動』(明治図書)


 表面きって取り上げているかどうかの違いはあるが、「子どもの学力の差の拡大」が現場にとって課題の一つであることは否定できない。
 その重要な要素として家庭環境が挙げられることもまたしかりである。

 もはや死語めいている「新学力観」や「戦後教育」。
 しかし、教える立場の者たちはどっぷりと戦後教育につかり、新学力観に振り回されてきたことも確かである。
 現状と「負の遺産」とを、照らし合わせてみることは意義がある。