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煌言9~子どもの代理的な行為

2016年01月11日 | 読書
☆テンポがよく停滞しない授業は、何より子どもたちの集中度を高め、ストレスを高くしない。また、こうした教師の対応は、周囲の子どもたちの代理的な行為となる。つまり、「私もそう聞きたかった」「僕もそう言いたかった」という思いを、教師が代わりに具現化するということになる。
 山田洋一『対話術』(さくら社)


 テンポがよい、リズムがあると言われる授業は、綿密な計画性があればいいというものではない。
 即時性のある対応をしながら、流れを見失わずに進む指導だ。
 そのために、学習過程のなかで派生する子どもたちの考えや思いをいかに想像できるか、個々の局面での表情、雰囲気を読み取れるかが問われる。

 これは資質もたしかにあるが、場を踏むことによって培われる面が強いと言っていいと思う。