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煌言19~動的視点の身体化

2016年01月29日 | 読書
☆子どもは、動的な存在であるから、見る方も動的な視点が必要ということである。「動的な視点」というのは、その状態を「驚きをもって見る」ということである。常に、子どもの「今」を見て、そこに新しさを見つけ出して驚くのである。
 有田和正『総合的学習のための子どもウォッチング術』(明治図書)


 「動的な視点」を持つためには、ある「先入観」が必要であるという。
 有田先生はその「先入観」をこう書いている。
 「どの子にも、必ずいいところがあるのだ!」

 教師であれば、誰しもそのことを頭ではわかっているだろう。
 しかし、それを脳に沁みつかせ、視点を本当に身体化できているか。 

 学校の玄関にはいったとき、教室のドアを開けたとき、そういう目になっているか、そういう耳になっているか、ということである。