すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

後始末を始めながら

2016年03月23日 | 雑記帳
 いよいよ、様々な後始末をしなくてはならない。家人からは「ゆっくりやったらいいでしょ」と言われるが、どこか貧乏症とでもいうのか、几帳面というのか(それはないな)、とにかく早めに片付けたい意識が出てくる。修了式後の三連休に、まず書棚からと思い取りかかるが、予想通りではあるが膨大な量に唖然だ。


 12年前に建て替えた我が家にそんなに自慢する箇所はないが、書棚だけはレベル以上だろう。書斎に一架、寝室に一架、そして2階には2メートル5連のメイン書架ともう一つサブがある。雑誌だと棚一つに約150冊は入る幅がある。今までも廃棄してきたが、改めて見直すと、「夥しい」という言葉を思い出すほどだ。


 「雑誌は保存しておくことに意味がある」と言ったのは向山洋一氏だったろうか。そう考えると70年代から揃っているので資料的な価値はあるのかもしれない。しかし比較的新しい誌を同僚にあげて、あとは「紙ごみ」の日に出そうと腹を括る。そしたらなんと、回収日が明後日だと言われ、少しピッチを上げる。


 連休中に半分ほど手をつけた。学校にいってからも、年度末業務の傍ら、ひたすら紙資源化に励む。個人情報等の処理をしながら、差し支えない文書、冊子などを紙紐でしばる。一年前だったら「まだ使うかも」という意識が浮かんだが、今回はさすがにズバズバと進み具合がよろしい。家に持ち帰って資源回収へ。


 雑誌片付けをしていて、ふと目に留まる号がある。何度か手に取ったからか、かなり印象的な記事があったか。『児童心理』2006.5はすぐわかった。表紙に載っている「内田樹」の名前。あのインタビューは目から鱗であり、間違いなくここ10年の読書の一つの核をつくった。経済合理性と教育、人を信頼すること。