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煌言34~意図を持って連れてゆく

2016年03月03日 | 読書
☆子どもがそのとき、興味を持つべきことに興味を持つように連れて行く、指導する、それが教師だと思います。子どもの興味を大事にするけれど、ぜひ関心・興味を持ってくれなければならないことに、きっちりと、向けて行かなくてはならないのです。ただ子どもの後をついていくのではないのです。かといって、先生の押しつけではありません。
 大村はま『灯し続けることば』(小学館)


 「興味を持つべきこと」があるのだ、ということはある意味の教育的信念である。
 また、それを志向できなければ、少なくとも公教育の教師たりえることは難しい。

 子どもの「面白い」「やりたい」にも、明確にレベルが存在し、それをきちんと見分けねばならない。
 活動の価値判断を的確に行い、意図を持って連れてゆく。
 その前提があるからこそ、いろんな所に寄り道もできる。広がり、深まりには核があることを忘れてはいけない。