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煌言42~自分と組織を視る

2016年03月17日 | 読書
☆有無を言わせぬ形で、学校という場所が営々と保持してきた秩序(制度)に回収されていく子どもたちの中には、それで心地よいという者もいるわけだが、決定的に傷ついてしまう者もいる。それはいわばブーメランのようにして、今度はまた私たち教師のもとに帰ってくることもある。
 石川晋『教室からの声を聞け』(黎明書房)


 そういう認識から遠く離れた教師。
 少し認識はしているが、行動しない教師。
 認識して、自分なりの努力を続けている教師。
 認識するゆえに、うまく立ち回れず自らを責めてしまう教師。

 明確に区分はできないかもしれないが、様々なタイプが混在するのが学校現場だろう。

 いずれ、それが組織として機能するためには内向きであってはいけない。
 と同時に、共感的な姿勢を示しつつ仮面をかぶっている輩(自分の仮面さえ気づかないかもしれない)には、注意深く接しなければならない。