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煌言44~ある意味の公私混同

2016年03月19日 | 読書
☆学校の仕事という「公」の中に、ささやかな「私」の発想を持ち込んでみよう。自分を高めることにもなる。むろん「公私混同」がよくないのは、言うまでもない。
 佐藤正寿『価値ある出会いが教師を変える』(学事出版)


 この提案、精神が教師生活を豊かにするだろう。

 考えてみれば、公教育の中に積極的に「私」を発揮することは、教師の醍醐味の一つと言ってもいい。
 また、やるべき仕事、与えられた環境の受けとめ方として「私」の部分に転化できる要素を持とうとすることは、タフでハードな環境を生き抜く術でもあろう。

 その視点で語れば、ある意味での公私混同こそ推奨される。

 「出会い」は初めから「価値ある」ものではなく、あくまで価値づける当人の姿勢の表れなのである。