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煌言40~普通から正常へ

2016年03月14日 | 読書
☆苦しい、楽しいという問題は、教えるということにとっては、二次的な要素なのです。それよりも学ぶ側に充実感が生まれるかどうかが大事なのです。やっているときは多少苦しい、けれども充実感があり、終わったときには楽しい。それがノーマルな教育です。
 齋藤孝『相手を伸ばす!教え力』(宝島社)


 たしかに「ノーマルな教育」がやり難くなっている。
 多少の苦しさに耐え切れなくなっていることが「普通」になってきている。
 ある意味ではその状態がノーマルと呼べるということか。

 しかし「普通」ではなく、「正常」という域での教育のあり方を守り、進めるべきだと思う。

 そのためには、教員としての裁量権や周囲との合意等々、問題はあるのだが、まず教師なら多少の苦しさを乗り越えさせる技術を持たなければならない。