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桜と絵本と豆乳と

落穂みたいな落ちメモ拾い

2018年11月16日 | 雑記帳
 来年のカレンダーや手帳が店頭に並び始めてずいぶん経つ。そろそろかなといくつか購入し、実際あまり活用も出来ないのだが入替など始めた。ついでにすぐ山積みになる机周りのメモなども廃棄しようと手を掛けた。汚いメモ書きに目を落とすのは、落穂ひろいのようで少し楽しい。



 3月末に、藻谷浩介氏が来町したときのメモに「学力日本一 生きる力を・・」と書いてあった。本県の結果を少し皮肉めいて話したように記憶している。その下部にこんなふうにメモを囲んであった。

 仕事はチームでやるものです。
 試験は一人でやるからね。

 なるほど。つくづくテストで測れることの限界を考える。


 盆踊りのときに、街の風景を撮るイベントがあり、その事前学習でカメラマンの方にお話を聞いたときに、なぐり書きしたメモがあった。
「シズル感をどううつす」…ご承知のように「しずる」とは「食べ物の味わいを想起させる」こと。そのための二つのポイントを記していた。

 ・油をたす
 ・はしで持ち上げる


 演出の重要さを具体的に感じさせてくれる。


 そういえば、写真のことで…と思い出したのが、9月下旬の鎌鼬芸術祭のこと。「東北の写真学」というシンポジウムのことも、ビデオをとりながらメモ書きしたはず、と探してみた。
 「いい写真とは何か」といった話をしている時だったと記憶している。
 こんなふうにメモしてある。

 全身で撮った写真
 場面と写真が感応している。からだが一緒に動いている。


 動的に撮る極意はそこにある。これは修業の必要なことか。