すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

見たいものを念じよ

2020年02月02日 | 雑記帳
 昨日、アップしたことと関連して…先週月曜の『ほぼ日』で、糸井重里は『「見たいものが見える」の法則』と題して、トップページのエッセイを書いていた。法則とは大げさな言い回しに思えるが、似たようなことを多くの人が語っている。そこでは「魚釣り名人の目」のことを書いていたが、ある部分素人にも言える。


 春や秋に山菜を採りに近くの山へ行く時、最初目が慣れないからなかなか見つけられないが、一つ二つ目に留めてしまうとはっきりイメージできるのか、とたんに収穫が早まってくる。「ようやく、ワラビ目になってきた」などと笑い合うこともある。見たいものをしっかり頭に入れることの肝心さを体感しているのだ。


 教育心理学でよく言われる「ピグマリオン効果」(教師の期待によって学習者の成績が向上すること)も、結びついている気がする。「先入観」はどちらかと言えば、あまりよろしくない印象で語られることの方が多い。しかし期待の先入観が対象に良い作用を及ぼす可能性があるのは確かで、それを利用しない手はない。


 『ほぼ日』では、ある格闘技ドクターがこんなツィートを書いていたと紹介している。

 目の前の景色を見る。
 次に目をつぶって例えば「白」と念じてから目を開く。
 すると「白系統の色のもの」が優先的に飛び込んでくる。


 なんと。任意の色や形をイメージすると身体が反応するという。あり得る。試しに少しやってみると簡単に確かめられる。ダカラドーシタ!?つまり「何をイメージするかがその人をつくる」というポジィティブ至言につながる。とすれば、猥雑な現在や高齢化の未来を嘆くことは、そのまま自分に起こるという結論。