すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

中学生へメッセージ①

2020年11月25日 | 教育ノート
 昨日、近くの中学校でキャリア学習の活動が行われ、「図書館出前講座」という形で協力させていただいた。今日の図書館ブログに、そのことをアップした

 後半部に書いた資料提供だが、能書きタレの性格が出てしまい余計なことかと若干思いつつ、二つのことを書いた。
 一つは「仕事」のことである。再記してみる。

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「そもそも、仕事の意味って なんだろう?」

◆仕事という語を、大型の辞書で引いてみる。ふつう私たちが思う「生計を立てる手段として従事する事柄。職業」という意味の前に、次の説明が書かれてあった。

何かを作り出す、または成し遂げるための行動
           『大辞泉』(小学館)
 
 世の中にいる全ての人が、職業としての仕事についているわけではない。しかし、多くの人は額に汗をし、頭を悩ませ、手足を駆使しながら、目の前の「何か」と向き合っている。そして、そこでつくり上げられたモノや成し遂げられたコトによって、世界はまわっていると言っていい。
 
 まど・みちおの『朝がくると』という詩を知っている人はいるだろうか。「ぼくが作ったのでもない」水道、洋服、本、道路等に囲まれ、学校へ向かう「ぼく」は「いまに おとなになったら」と、こう決意する。

ぼくだって/なにかを 作ることが/できるようになるために

 今活躍している若いアーチストたちに、少なくない影響を与えた小沢健二というミュージシャンがいる。
 彼は、数年前のライブで、こんなふうに詩の朗読を始めたという。

仕事をせんとや、生まれけむ

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 明日は、もう一つのことを…。