今回の白書対策は、「医療保険制度改革」のうち「医療費適正化の総合的な推進
(2008年4月施行)」に関する記載です(平成20年度版厚生労働白書P178~
P179)。
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医療保険制度については、急速な高齢化の進展により、2030(平成42)年には
総人口の約3分の1が高齢者が占めると見込まれる社会においても、医療を特に
必要とする高齢者への適切な医療を確保するためには、医療保険制度自体の安定
性や持続可能性を高め、国民皆保険を維持していく必要がある。
こうしたことから、中長期的な観点から医療費の伸びを抑えていくために、医療
費を押し上げている要因に着目し、生活習慣病予防や長期入院の是正など中長期
的な医療費適正化対策を進めることとしており、現役並み所得がある高齢者に
ついて現役同様の3割負担とするなど患者負担の見直しと併せて、医療費適正化
を総合的に推進することとしている。
医療費適正化を計画的に進めていくに当たっては、都道府県ごとに医療費の地域
差があることから、地域の医療提供体制に責任を有する都道府県にも関与して
もらうことが必要であり、国の責任の下、国と都道府県が共に協力しながら、
進めていかなければならない。
このため、国や都道府県は、2008年度を初年度とする5か年計画である医療費
適正化計画を策定し、同計画において、医療費の伸びを適正化するための政策
目標として、2012(平成24)年度時点において
(1)国民(住民)の健康の保持の推進に関する目標
1) 特定健康診査の実施率を70%以上とする
2) 特定保健指導の実施率を45%以上とする
3) メタボリックシンドロームの該当者・予備群の減少率を10%以上とする
(2)医療の効率的な提供の推進に関する目標
1) 療養病床(回復期リハビリテーション病棟である療養病床を除く)の
病床数を医療の必要度等から将来的に必要な一定の算式に即し、算定した
数とする
2)平均在院日数を全国平均と最短の都道府県との差の3分の1を減らす
ことを基本としている。
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「医療費適正化の総合的な推進」に関する記載です。
昨年の社会保険に関する一般常識の選択式で、「特定健康診査等」に関する
ことが出題されています。
この問題では、「特定健康診査」、「生活習慣病」、「特定保健指導」などが
空欄となっていました。
この白書の記載の中にも、これらの言葉が含まれています。
さすがに、2年続けて同じ言葉が空欄になるってことはないのでは?
と思われる方もいるかもしれませんが・・・・・・
過去に、2年連続で同じ言葉が空欄になっていたってことはあります。
ここのところ、医療保険関連の出題が続いているので、
そろそろ他のことが出るような気もするところですが、
出ないとは言い切れませんからね。
昨年の問題で空欄になっていた言葉だけでなく、
「国民皆保険」とか、「医療費適正化」なんて言葉は、
押さえておいたほうがよいでしょう。
(2008年4月施行)」に関する記載です(平成20年度版厚生労働白書P178~
P179)。
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医療保険制度については、急速な高齢化の進展により、2030(平成42)年には
総人口の約3分の1が高齢者が占めると見込まれる社会においても、医療を特に
必要とする高齢者への適切な医療を確保するためには、医療保険制度自体の安定
性や持続可能性を高め、国民皆保険を維持していく必要がある。
こうしたことから、中長期的な観点から医療費の伸びを抑えていくために、医療
費を押し上げている要因に着目し、生活習慣病予防や長期入院の是正など中長期
的な医療費適正化対策を進めることとしており、現役並み所得がある高齢者に
ついて現役同様の3割負担とするなど患者負担の見直しと併せて、医療費適正化
を総合的に推進することとしている。
医療費適正化を計画的に進めていくに当たっては、都道府県ごとに医療費の地域
差があることから、地域の医療提供体制に責任を有する都道府県にも関与して
もらうことが必要であり、国の責任の下、国と都道府県が共に協力しながら、
進めていかなければならない。
このため、国や都道府県は、2008年度を初年度とする5か年計画である医療費
適正化計画を策定し、同計画において、医療費の伸びを適正化するための政策
目標として、2012(平成24)年度時点において
(1)国民(住民)の健康の保持の推進に関する目標
1) 特定健康診査の実施率を70%以上とする
2) 特定保健指導の実施率を45%以上とする
3) メタボリックシンドロームの該当者・予備群の減少率を10%以上とする
(2)医療の効率的な提供の推進に関する目標
1) 療養病床(回復期リハビリテーション病棟である療養病床を除く)の
病床数を医療の必要度等から将来的に必要な一定の算式に即し、算定した
数とする
2)平均在院日数を全国平均と最短の都道府県との差の3分の1を減らす
ことを基本としている。
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「医療費適正化の総合的な推進」に関する記載です。
昨年の社会保険に関する一般常識の選択式で、「特定健康診査等」に関する
ことが出題されています。
この問題では、「特定健康診査」、「生活習慣病」、「特定保健指導」などが
空欄となっていました。
この白書の記載の中にも、これらの言葉が含まれています。
さすがに、2年続けて同じ言葉が空欄になるってことはないのでは?
と思われる方もいるかもしれませんが・・・・・・
過去に、2年連続で同じ言葉が空欄になっていたってことはあります。
ここのところ、医療保険関連の出題が続いているので、
そろそろ他のことが出るような気もするところですが、
出ないとは言い切れませんからね。
昨年の問題で空欄になっていた言葉だけでなく、
「国民皆保険」とか、「医療費適正化」なんて言葉は、
押さえておいたほうがよいでしょう。