みなさんこんにちは、cyunpeiです。
平成27年度試験まで約10カ月ほどとなりました。(試験日が例年通りであれば)
「まだ10カ月ある」「もう10カ月しかない」みなさんはどちらでしょうか?
私はどちらかというと後者でした。思うように学習時間が増えず「これでは目標
とする学習時間まで到達できないな」とちょっと焦りはじめた時期でもありました。
● 択一式試験対策
社労士試験に限らず資格試験において、過去問は大切な勉強の一つで、絶対外せ
ないものです。過去問題集も基本書と同じく様々な出版社から発売されており、
どの問題集を使うべきか迷うところだと思いますが、過去問ですから、掲載されて
いる問題自体に大きな違いはない(はず)です。
では何を基準に選ぶかというと、「問題の掲載順」「問題の掲載形式」「問題の量
(過去何年分)」「解説の内容」の4つになるかと思います。
まず1つ目の問題の掲載順ですが、科目別・項目別と年度別があると思いますが、
私は科目別・項目別をおすすめします。科目別・項目別の方がテキスト読み込み
と並行しながらできますし、間違った箇所をテキストで確認するときも年度別
より容易です。
2つ目の問題の掲載形式ですが、本試験と同様に五肢択一式のものと一問一答式
のものがありますが、私は一問一答式の方がいいかな、と思いました。
というのも、五肢択一式は五肢すべてを見なくても途中で正誤の判断ができれば
正解を得ることができます。本試験では時間の節約にもなりますのでその方法で
いいと思いますが、演習段階でそれをやってしまうと各肢の論点の正誤の判断が
できず、学習の意味が薄れてしまいます。一問一答式ならば、一問一問をしっかり
考えながら解くことで、記憶の曖昧な部分や勉強不足の部分をきちんと把握できる
と思います。
3つ目の問題の量は、悩ましいところです。過去5年から10年分程度までいろいろ
ありますが、できるだけ多くの過去問を解いておくのが理想ではあります。しかし、
掲載年数が多い過去問題集を選んでも学習の進捗状況によっては中途半端になって
しまうという可能性もあります。過去10年分が掲載された問題集の中には、過去
5年分、過去7年分、過去10年分と印で分けられている問題集もありますので、
そういうものを選び、まずは過去5年分をマスターし、進捗状況を見ながら過去7
年分、過去10年分に取り組むという方法もいいかもしれません。
4つ目の解説、これが1番重要だと思います。問題集を選ぶときはこの解説をじっ
くりと見比べ、自分のレベルにあった解説がされているもの選ぶことが大切です。
私の場合、この4つを基準にして、項目別・科目別、一問一答式、過去10年分が
掲載されたT社の問題集を選びました。過去10年分にしたのは、2年目ということ
もあり、できるだけ多くの問題を解いておきたいという気持ちがあったからです。
他にも問題集の大きさ(持ち歩きやすいように小さいもの、見やすいように字が
大きいもの)や科目別に分冊になっているもの等、人それぞれの使い方や好みも
あると思いますので、できる限り書店等で手に取り自分の目でじっくりと確認して
選んでください。
さて、問題集が決まれば後はひたすら解くだけですが、ただ漫然と解いても意味が
ありません。
間違った問題、正解したけど自信がない問題はすぐにテキストに戻って確認しま
した。
また、過去問用のノートを作り、解答の横にかならず空欄を作っておき、確認した
内容を記載するようにしました。「読み」「書き」両方で記憶を定着させようと思っ
たからです。
問題集には問題を解いた日付と正誤の別を書くようにしました。
日付を書いておくと、前回この問題を解いたのがいつ頃かがわかります。
問題集を1周するのにかかるおよその日数が把握でき学習計画の軌道修正にも
役立ちます。最初は1周するのに結構な日数がかかっていても、解き続けると
1周するのにかかる日数がどんどん短くなっていくのがわかります。また正誤
の別を書いておくと、意外と同じ問題ばかり間違うことに気がつきます。つまり、
その部分の知識が定着しておらず、集中的に復習しなければならない箇所だと
いうことが一目でわかります。
本試験までに「過去問は100%完璧にする」を目標に各科目10回、点数の伸び
ない科目については11回以上やりました。
最初の頃は間違いばかりで、きちんと解けない自分にイライラすることもあり
ました。多分、みなさんも最初はそうかもしれませんが、そこでめげずに繰り
返し解いてみてください。
きっと解いた過去問の量に比例して知識も定着していくはずです。
つづく