2,3年前にホーム・センターの園芸コーナーで目にとまり、何となく購入した酸度計を使ってみた。
こんなもので正確に測れるのかどうか、百均ではないから、役に立たなかったら少しは後悔する金額だったはず。
試してみるとわずかしか針は振れなくて、やはり玩具程度のものかと、その後は手に取ることもなかった。
ところが今回、どうしても酸度を測る必要に迫られた。
酸性に保っておくべきところに苦土石灰を撒いてしまい、というより、作物の場所割り振りを変更したくなったから。
私が肥料としてほとんどの作物に使う豚糞も、土をふかふかにしたいために混ぜ込むもみ殻もアルカリ性。
酸性雨で何もしなかったら土は弱酸性になっているはずで、連作可能の肥料要らずのサツマイモは酸性に強い。
ジャガイモ、サトイモは弱酸性が良くて、ダイコン、インゲン、カボチャ、エダマメは酸性に弱いと表現されている。
それはそうと、本当に計れるのかと、いつもサツマイモを作っている場所に寝せて、細かくした土をかぶせ、水をかけた。
そうしたらpH6.7位で、苦土石灰を撒いてしまったところでは針が振れない。
振れないのは中和して中性なのではなくて、このちゃちな計器が機能していないのではないかと疑った。
それならと、石灰に水を入れて、差し込んでみたら、なんと針は振り切れてしまった。
なるほど、石灰は強アルカリ性なのだなと眼で納得した。
計器にはバッテリーを入れ替える蓋が見当たらないから、そもそも交換したりする物ではないのか?
これは、電位差によって、微弱電流が流れるのを感知する計器でバッテリーはいらないのか・・・な。
ともかく、畑のいろんなところで試してみたら、少しだけ安心できた。
酸性にしたいときにはどうしたら良いのかと調べたら、ピートモス(pH4)を混ぜ込む手があるようで、方針はできた。
最期の画像は、勝手に生えていた、何とかスミレ。