2000年から3年毎のトリエンナーレ芸術祭が本来なら昨年なのに、1年延期され、4月29日〜11月13日から開催されている。
同じ作品がずっと屋外展示されているところもあり、とは言え雪囲いやメンテナンスなど管理をまかされる地元は、かなりの手間をかけているものと思われる。
今回のドライブは一応の目標を大厳寺高原と定めていたけれど、寄り道や変更はフレキシブルに対応するということにして出発した。
始めに公民館で大枚3500円をはたいて、大地の芸術祭のパスポートを買い、ついでに1500円の公式ガイドブックまで買う。
ところが寄り道するところがどこも休館で、よく見れば、大地の芸術祭は火・水定休なのであった。
屋外展示は自由に見放題が多いので、松之山エリア室野にある『自然と文化の出会う公園』作品を手始めに観た。
ガイドブックも読まず看板も見ず何の予備知識もないままにいきなり出会ったのが、2枚目の裸婦ブロンズ像。
これは日本人の感性ではないな、と感じた通りにメキシコの作家の作品だった。
ショウジョウバカマ(猩猩袴)の花をアンデスの先住民族女性のスカート重ね穿きに例えたことがあるけれど、そのようなメキシコから中南米の感性を想った。
それぞれの表情に屈折した陰鬱さなんぞ全くなくて、正反対の屈託のなさ朗らかさが感じられて、Nice job!