1枚目は、いつだってその気になれば郷土料理のお店を開くことができる筈の幼馴染同級生の接待を受けたときのもの。
食リポをしたいところだけれど、全部いつも通り美味しかったと言うしかない。
見た目にわからないのは、右端の料理で、スカンポの皮を剥いて切ってから一晩水に晒すなどの手間がかかっている代物。
スカンポの酸っぱさはないのに食感は残っていて絶妙に旨い。
山菜の採れる今の時季は心ウキウキ、面白がって採らないではいられないのが、この地方の好き者達。
でも山菜料理は普通の野菜とは違い、何倍もの手間が掛かるものばかりで、片手間ではやれない大手間料理。
その横の皿はウド(独活)の甘酢仕立ての料理で、たいてい胡麻和えにするところを、初めて食べた絶品だった。
2枚目は、同級生の息子さんの開いた小料理屋さんにて、昨夜のプチ同級会での料理。
おまかせのコースで、最初にでてきたのが、食べかけだけれど、黄色い器に入った木の芽。
こちらの木の芽は、アケビ(木通)の新芽ということは以前に紹介したけれど、これが今まで食べた木の芽の中で最高。
かき混ぜてしまった後なので見えないけれど、うずらの卵の黄身が載せてあり、出汁が絶妙で、さすがに料理屋の突き出し。
そして茶碗蒸しの横はふぐの薄造りだけれど、あまり薄くはなくて、この厚みの食感がとても良かった。
その後もいろいろと出てきて、最後のお好みお握りは、たらこ握りにしてもらい、デザートのアイスクリームで〆。
料理を出してもらう度に、すぐ箸をつけてしまい、撮らないでもいいかとなってしまったのは、ノンアルコールに酔ったから。
今回は私が車をだして、5人で街に向かい、向こうで2人、合わせて7人の会食となり、元気な歳頃を再確認となりにけり。