和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

ではなかったか。

2012-10-20 | 短文紹介
朝日の古新聞をもらってくる。
10月16日の池澤夏樹氏の追悼文「ゴシップ通し市民描く」を読めてよかった。
その最後がいいなあ。
こんなことほかに誰もいっていないし、
なんせ僕はしらなかった。

「夏目漱石から吉行淳之介まで、日本の近代小説には高等遊民と放蕩者と芸術家しか出てこなかった。丸谷さんはそこに職業を持つふつうの市民を呼び込んだ。身勝手な自分語りではなく、一歩離れて人と人の仲を書いた。それが作家丸谷才一のいちばんの日本文学への貢献ではなかったか。」

うん。池澤氏の追悼文のはじめも引用しなきゃ。

「2010年の2月に丸谷さんは病気で入院された。・・・・お見舞いに行った。エレベーターを降りたとたんに、まだ病室は遠いのに、丸谷さんの声が聞こえた。よかった、お元気なのだとぼくは安心した。丸谷さんは美声であり、かつ声が大きかった。文壇三大音声(おんじょう)の一人と言われた。・・・」

10月7日の読書欄に
後藤正治氏がドナルド・キーン著「正岡子規」の書評を書いております。
そのはじまりも引用。

「明治が生んだ最大の詩人、正岡子規を描く評伝である。生涯と作品を丁寧に探索していく。筆致は抑制的であるが、考察の跡が選び抜かれた言葉にうかがえ、子規の全体像がよく伝わってくる。」

うん。
ゆっくりと丁寧にドナルド・キーン著「正岡子規」を読み直そう。
コメント
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