注文してあった、
東洋文庫「東西遊記」全2巻が届く。
書誌吉成(札幌市東区北25条東)
2冊揃いで1400円+送料350円=1750円
これは、
三浦勝也著「近代日本語と文語文」(勉誠出版)の
p95~96の文に惹かれて注文したもの。
「日本人なら知らない人はない、芭蕉の
『おくのほそ道』の冒頭ですが、芭蕉の
奥州の旅から百年ほど後の天明年間に、
やはり平泉を訪れて紀行文を著していた
人がいました。伊勢出身の橘南谿(たちばな
なんけい)という人物で、医師でもありました
が、東日本、西日本を広く旅して『東遊記』、
『西遊記』といいう本を残しています。」(p92)
「南谿の文章はまるでレポートのようなもの
です。見たものを見たように、感じたものを
感じたままに書く。文語文には型にはまった
表現や美辞麗句が多いといった評価は、
南谿のような文章には当てはまりません。
当時の人に芭蕉の文章をお手本にして文章を
書きなさいと言ったらそれは無理というもの
でしょうが、南谿の文章なら、普通の人間にも
かけそうです。・・・・
正確でむだのない叙述で、内容的に見ても
現在の中学校の生徒にも興味が持てそうです。
実際この文章は旧制中学校の低学年の教材と
して、よく採られていました。」(p95~96)
うん。「旧制中学校の低学年の教材」
というところに興味が惹かれて注文(笑)。
東洋文庫「東西遊記」全2巻が届く。
書誌吉成(札幌市東区北25条東)
2冊揃いで1400円+送料350円=1750円
これは、
三浦勝也著「近代日本語と文語文」(勉誠出版)の
p95~96の文に惹かれて注文したもの。
「日本人なら知らない人はない、芭蕉の
『おくのほそ道』の冒頭ですが、芭蕉の
奥州の旅から百年ほど後の天明年間に、
やはり平泉を訪れて紀行文を著していた
人がいました。伊勢出身の橘南谿(たちばな
なんけい)という人物で、医師でもありました
が、東日本、西日本を広く旅して『東遊記』、
『西遊記』といいう本を残しています。」(p92)
「南谿の文章はまるでレポートのようなもの
です。見たものを見たように、感じたものを
感じたままに書く。文語文には型にはまった
表現や美辞麗句が多いといった評価は、
南谿のような文章には当てはまりません。
当時の人に芭蕉の文章をお手本にして文章を
書きなさいと言ったらそれは無理というもの
でしょうが、南谿の文章なら、普通の人間にも
かけそうです。・・・・
正確でむだのない叙述で、内容的に見ても
現在の中学校の生徒にも興味が持てそうです。
実際この文章は旧制中学校の低学年の教材と
して、よく採られていました。」(p95~96)
うん。「旧制中学校の低学年の教材」
というところに興味が惹かれて注文(笑)。