地元地域に、
関東大震災の記念碑があります。
碑文は四百字詰原稿用紙一枚分の漢字が
並びます。その上に、和室のナゲシの
上に横に文字が掲げられているように、
「転禍為福」という書が刻まれております。
関連する震災誌をめくると、
山階宮(やましなのみや)殿下が
震災後に御巡視御慰問にこられて、
語られた、お言葉が印象に残ります。
「今回の地震は多数国民を失ひ
遺族の心中察するにあまりあり
余もまたここに妃を失ひ痛恨に
堪へず・・・一般罹災民に対して
この際災害に屈せず寧ろ禍を転じて
福と為す底の大決心を以て奮励
努力一日も速かに復興の実を挙げ
られんことを余の希望する所にして
・・・」
という箇所があります。
神社の『震災記念碑』の上部に刻まれた
四文字『転禍為福』の書を見ていると、
殿下が語られた
『災害に屈せず、寧ろ禍を転じて
福と為す底の大決心を以て奮励努力
一日も速かに復興の実を挙げられんことを』
という『大決心』への希望が込められた
ところの震災記念碑であったのだと、
そのように思い至ります。
ところで、
平川祐弘著「日本の正論」(河出書房新社)
をめくっていたら、2011年7月19日の
産経新聞掲載文の終わりに、
こんな箇所がありました。
「『ペテン師』も困るが、鳩山由紀夫元
首相のように『トラスト・ミー』と嘘を
つく男はもっと困る。
民主党の指導者は日本の品格を傷つけた。
震災後のわが国には禍を転じて福となす
政治家が必要だ。日本人が国難に際して
心の深層で感じた価値観に訴えること
こそが次の首相には大切なのである。」
(p112)
関東大震災の記念碑があります。
碑文は四百字詰原稿用紙一枚分の漢字が
並びます。その上に、和室のナゲシの
上に横に文字が掲げられているように、
「転禍為福」という書が刻まれております。
関連する震災誌をめくると、
山階宮(やましなのみや)殿下が
震災後に御巡視御慰問にこられて、
語られた、お言葉が印象に残ります。
「今回の地震は多数国民を失ひ
遺族の心中察するにあまりあり
余もまたここに妃を失ひ痛恨に
堪へず・・・一般罹災民に対して
この際災害に屈せず寧ろ禍を転じて
福と為す底の大決心を以て奮励
努力一日も速かに復興の実を挙げ
られんことを余の希望する所にして
・・・」
という箇所があります。
神社の『震災記念碑』の上部に刻まれた
四文字『転禍為福』の書を見ていると、
殿下が語られた
『災害に屈せず、寧ろ禍を転じて
福と為す底の大決心を以て奮励努力
一日も速かに復興の実を挙げられんことを』
という『大決心』への希望が込められた
ところの震災記念碑であったのだと、
そのように思い至ります。
ところで、
平川祐弘著「日本の正論」(河出書房新社)
をめくっていたら、2011年7月19日の
産経新聞掲載文の終わりに、
こんな箇所がありました。
「『ペテン師』も困るが、鳩山由紀夫元
首相のように『トラスト・ミー』と嘘を
つく男はもっと困る。
民主党の指導者は日本の品格を傷つけた。
震災後のわが国には禍を転じて福となす
政治家が必要だ。日本人が国難に際して
心の深層で感じた価値観に訴えること
こそが次の首相には大切なのである。」
(p112)