はい。昨日のつづきです。
ちくま文庫にはいっている、グレゴリ青山の
「ブンブン堂のグレちゃん 大阪古本屋バイト日記」。
その「文庫版 あとがき漫画」での元店長とのやりとり。
元店長が、グレちゃんに
『この本、事典としてもいいし、
読みもんとしてもおもしろいで・・』と
古本屋の本棚からとりだしたのが
牧村史陽編「大阪ことば事典」でした。
この文庫版あとがき漫画には、つぎのページがあり,
この本についての、二人のやりとりで終ります。
『ワシ古本屋してる時は、この本やったら
なんぼで買っていくらで売れるとか
本を商品としてしか見れへんかったけど
最近ようやく本の内容にまで気ィ向くようになったんや
古本屋やめてワシもやっとフツーに
本が読めるようになったわ・・・』
グレちゃん】 店長
元店長】 ん?
と、店長はもう、その本のページをめくってる。
元店長】ぐわっ この本昔は値打ちあったのに
今もうこんな値段!?
かーッ 値崩れもええとこやーッ
グレちゃん】 店長・・・・
まだ フツーとちゃいますって・・・
そして、最後の決めの言葉は、
『やっぱり、古本屋のおっちゃんは
古本屋をやめても死ぬまで古本屋のおっちゃんのようです。』
はい。マンガのセリフ台本になっちゃいました。
さっそく、ネットでこの古本を検索してみる。
文庫は、講談社学術文庫であります。
古本として比較しても、文庫より単行本のほうが安い。
『大阪ことば事典』(講談社・昭和54年第一刷発行)
函入で、送料共で842円。ちなみに元の定価は4800円。
うん。昨日注文しました。
それが今日とどきました。
早いなあ。