山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

久しぶりの茅ヶ岳  平成30年3月11日

2018年03月12日 | 山梨百名山
 茅ヶ岳は昨年の5月に鹿除けの保護ネットを設置し、オキナグサの開花を確認した後は訪れていない。ネットがどうなっているか気になるところだが例年ならば冬に入る前に整備を行っている山頂の標柱も気になる。手入れせずに一冬越してかなり痛んでいるのではないだろうか?ずっと気になっていたのだがなかなか訪れる機会が無く(登る気力が出なかったといったほうが正解かも知れない)やっと登る気になってきた。混雑する時間を避けて10時過ぎに深田公園駐車場から出発し、午後2時山頂到着を目指す。歩き出してすぐに正面に見える山肌が伐採されて太陽光発電パネルが設置されていた。かなり大規模にパネルが設置されているようだがどのくらい工事したのだろうか?登山道は右に曲がるのだが、遠回りとなるまんじゅう峠を経由する左回りのルートで歩いてみることにした。


    深田公園奥にある斜面が伐採されて太陽光パネルが設置されていた。


    左回りにまんじゅう峠経由して林道に登る。


    饅頭峠


    大規模に設置された太陽光パネル。おかげで饅頭峠周辺の眺望が良くなったが、反面斜面の乾燥化と土砂の流出が心配である。


    富士山が良く見えるようになった。


    林の隙間から見上げる茅ヶ岳は樹氷になっていた。しかし、到着する頃にはたぶん終わっているだろう。


    林道ゲートが開いている時は短絡してこの駐車場に車を止めている。

 1時間ほどかかって大明神林道の途中にある駐車場に到着した。そこから尾根道の登山道を使って茅ヶ岳山頂を目指す。


    石がゴロゴロ露出する尾根道。


    木の根が露出している登山道。結構な急登が続く。


    1時50分山頂到着。ほぼ予定通り。標柱はニスが剥げ落ちてところどころ木の地肌が露出してしまっている。初代標柱は裏側が朽ちてボロボロになっていた。


    食事の前にまず標柱整備。朽ちた部分にボンドを詰め込んで補強し、紙ヤスリで標柱を磨いてニススプレーを噴霧する。しかしニスの量が足りず不完全に終わる。

 標柱整備を終えてから昼食をとる。山頂到着時には4人の登山者が休憩中だったが、作業を終えた頃には私一人になり独占状態になった。甲斐駒ケ岳に沈む夕陽の撮影を想定して望遠レンズを持って来たが雲が多くてあまり期待できず、周辺の景色を撮ってさっさと下山することにした。


    金ヶ岳と八ヶ岳


    八ヶ岳はまだ完全に冬山。


    霞む南アルプス。夕方の景色はあまり期待できなそうだ。


    富士山を見ながら下山する。

 下山ルートは女岩側を下り、ノンストップで下山して2時間かからずに深田公園駐車場に到着した。気になっていた保護ネットだが、想定していた通りに倒れている箇所があったが思っていたよりもひどく無かった。


    やはり倒れてしまっていたポール。しかし4本だけというのはかなり良く耐えたほうだろう。


    細いほうの鉄杭は曲がってしまったものもある。


    応急処置で立て直してきたが、シーズン前に修復が必要である。

 ポールは全て山側の斜面に向かって倒れていた。それは全て鉄杭を谷側の斜面に向けて打ち込んだポールだった。つまり、山側の斜面に向かって鉄杭を打ち込んで固定すればかなり持ち堪えられるということだろう。昨年荷揚げして残っているポールが3本、さらにネットが2枚残っている。鉄杭と打ち込むための金槌を持って行けばなんとか修復できそうである。4月中に片付けたいと思う。

 
コメント (2)
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