山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甲府市北部の沢に咲くハナネコノメ  平成30年3月17日

2018年03月18日 | 花・花・花
 あちらこちらでハナネコノメが咲き出したと聞く。山梨県は少し寒いのでまだ早いのではないかと思うのだが、越野のコバイモが咲き出したことだしひょっとしたら咲き始めているかも知れない。昨年群生している沢を見つけたが既に花は終わっていた。しかし、現地を訪問してみてビックリ!雑木林が大きく伐採されて丸裸になっていた。どうなっているのかと思えば、登山道が車が通れそうな作業道に変わっていた。今流行りの太陽光パネルでも設置しようというのであろうか?ハナネコノメが咲く核心部では無いが、一部は伐採された場所にかかっており消滅している。さらには、沢のすぐ近くを作業道が通っているので沢に陽が差し込み過ぎて土肌が乾燥化しつつあるようにも見える。折角の群落なのに、これはピンチでは無いだろうか?


    登山道がこんなに幅広い作業道に変わっていた。まだ工事の途中である。このあたりにはエイザンスミレやアケボノスミレがたくさん咲いたが消滅。


    沢に下りてみると・・・居ました。ハナネコノメ。


    しかしまだ蕾。


    日当たりの良いところは咲き始めていた。


    まだ開花したばかりのハナネコノメ。


    大群落とまでは行かないが数は結構ある。


    訪れた時間が午後4時ごろだったので陽の当たり方が悪い。


    水の流れと一緒に撮れる良い場所はなかなか見つからない。


    あってもまだ蕾。

 今回見回ったのは生育地の下流半分ほどで、まだ上流は咲いていないと思われる。1~2週間後が見ごろになるのではないだろうか。ハナネコノメは山梨県では絶滅危惧種ⅠB類に指定されている珍しい花である。
コメント (2)
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富士山頂を越えるISS 白鳥山  平成30年3月17日

2018年03月18日 | 星空
 前日は時々雨の降る天候だったが、天気予報では深夜から晴れてくるはずだった。しかも風が強く吹いており雲が綺麗に飛んでくれる可能性が高い。前日道の駅とみざわに移動して車中泊するが、到着した8時半にはまだ雨が降っていた。9時半に寝て目が覚めたのが未明2時。まだ少し早いかと車の中でうとうとするが結局寝れずに白鳥山に移動する。しかし・・・雲が多くて雲間に星がわずかに見えるだけだ。これはかなり期待薄だ。もう天の川が昇って富士山の上でアーチを描いている頃だろうがまず写らないだろう。それよりも富士山が見えているのかどうかそれが心配だ。3本の三脚を担いで白鳥山の山頂に移動すると、かろうじて富士山は見えている。


    未明4時ごろの富士山。雲が多くて星はいまいち。富士山が見えているだけましだろう。

 予定では廻る北天の空と天の川、さらには天の川を横切って富士山の山頂でアーチを描く国際宇宙ステーションISSが写るはずだった。ISSが富士山頂を通過する時間は4時43分ごろのはずなので、4時半には2台のカメラをセットしてインターバル撮影を開始する。ISSは雲に阻まれはしたものの、雲間を抜け出たところをなんとか捉えることが出来た。


    富士山頂を越えるISS


    もう1台のカメラ


    ISSの写った5カットを比較明合成


    同上


    薄明の星空


    雲の巻く富士山


    雲が多くていまいち。


    あまり焼けそうも無い。


    南部町の町灯り


    遠くに見えるあの白き峰は?右は甲斐駒から北岳の山塊だと思うが角度が変わると形が変わって何だかわからない。

 予想が外れて狙っていた天の川とISSのコラボレーション、そして廻る北天の空の撮影は失敗に終わる。また天候と機会を見て挑・・・だが、その前に撮っておきたい別の場所がある。
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