山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

雨と雪の降る天気でカタクリ散策 毛が3つの山(栃木県)  平成30年3月21日

2018年03月21日 | 花・花・花
 この日は雪の予報だったので出かける予定では無かったのだが、考えようによっては悪天候の時こそ混雑が避けられて良い場所もある。栃木県の天気予報を見てみると午前中いっぱいならなんとか降らずに持ってくれそうだ。ならば、以前から一度訪れてみたいと思っていた三毳山、漢字が読めず毛が三つの「みけやま」だと思っていたら「みかもやま」と読むらしい。前日に訪問してみることに決めてネットで調べてみると、カタクリ群生地とカタクリ園が離れて存在するということがわかる。駐車場がいくつかあり、東駐車場に止めて周回してみることにした。

 朝6時半ごろに甲府を出発。出発時は雨だったが、笹子トンネルを越えたあたりから雪に変わり結構降っている。高尾山の梅園も雪を被っていた。圏央道に乗り東北道が近くなったあたりから小降りの雨となり栃木県に入った頃には雨は止んでいた。9時ごろに東駐車場に到着すると、予想通り駐車場はかなり空いている。9時半に出発、まずはカタクリ群生地を目指す。悪天候で人が少ないのは良しとして、重大な問題があるのだがそれを承知で訪れる。


    誰も乗っていないフラワートレインが運行していた。


    野草の森の中に咲いていた大株のシュンラン


    野草の森のカタクリ


    こちらはアズマイチゲの群落。


    階段を登ってカタクリ群生地に行く。


    遊歩道脇にあったギザギザの葉っぱ。たぶんイチリンソウだろう。


    こちらはニリンソウの群落。少しだけ咲き始めていた。


    もう咲き終わりだが、フクジュソウ。大きくて先日奥秩父で見たものとは別物のように見える。


    カタクリ群生地に到着。圧巻のカタクリの数。


    しかし・・・恐れていた通り、天候が悪くて花が開いてくれない。


    少しだけ開いているものがあったが、下を向いてしまっている。

 人が少なくて三脚を出して撮影しても邪魔にならないのは良かったが、恐れていた通りカタクリは悪天候で花を開いてくれない。アズマイチゲに至っては開花している花を一輪も見つけることが出来なかった。

 カタクリ群生地を通過して中岳の山頂に向かい、さらにV字型に折り返して山頂広場、みかも関所跡を経由して三毳山最高峰の青竜ヶ岳に登る。


    中岳の昇り。結構登る。


    山頂には先客が一人。向こうに見える三角錐が次に目指す青竜ヶ岳。結構遠い。


    みかも関所跡の東屋。ここでみぞれが降り出す。カッパを着てザックカバーを着ける。


    ヤマツツジが咲いていた。向こうに青竜ヶ岳。


    三毳山の名石 犬石


    三毳山の名石 花籠岩


    またまた激登り。


    登り切ったところの電波塔が立つピークが最高峰の青竜ヶ岳。


    山頂では雪が舞った。

 標高220mほどの山だからたいしたことは無いだろうとタカをくくっておやつしか持たずに登って来たが、ここで既に時間は12時になってしまった。きちんと昼食を持って来るんだった。この先を真直ぐに800mほど下りたところがカタクリ園のはずだ。またまた下ってそちらを目指す。


    稜線上で見つけた自生のシュンラン。葉はあったが花がなかなか見つからなかった。


    下って行くと展望台があった。その下が目的地のカタクリ園。


    足元にはアオイスミレが咲いていた。


    保護柵のゲートから中に入る。良く整備されているカタクリ園。


    圧巻のカタクリ群生。


    これがカタクリとアズマイチゲのコラボレーション。


    少しだけ開いていてくれていた花があっただけ益しだろう。


    花は咲いていなかったが雰囲気だけは十分に楽しませてもらった。


    入り口のミズバショウ田


    ミズバショウ


    あとは畑の中の道をテクテクと歩いて東駐車場に戻る。高平寺とその裏の鉄塔が立つピークが青竜ヶ岳。

 3時間もあれば周回できるだろうと思っていたのだが、三脚を立てて思いの行くまで撮りまくったことがあって駐車場に到着したのは午後2時半だった。5時間もかかったことになる。花が開いておらず、たいした写真にはならなかったが、公園の雰囲気は十分に楽しむことが出来た。なんとなく甲府市の湯村山に似ている感じがするこの山、湯村山も公園にするとこんな感じになるのかも知れない。

コメント (3)
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